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来年の春は例年より早く訪れ、春物商品の需要増のタイミングが早まる見込み

2023.12.13

今年の冬から来年の春にかけて気温はどのように変化し、またそれに伴い、小売需要はどのような傾向を見せるのだろうか?

ウェザーニューズはこのほど、6か月先まで(12〜5月)の天気傾向から2024年春の商品需要を予想した「春の小売需要傾向2024」を発表した。

気温傾向:春にかけて全国的に平年より高い予想

今年は大規模なエルニーニョ現象が発生しており、2024年春まで継続する予想。このエルニーニョ現象や地球温暖化の影響で、地球全体で大気の温度が高くなる見込みだ。

今冬(12〜2月)はインド洋東部からフィリピン近海の対流活動が平年より不活発になるため((1))、中国内陸の偏西風が平年よりも南を通りやすくなる((2))。

この下流にあたる日本付近では、偏西風が平年より北を通るため、南からの暖気が入りやすく((3))、寒気が南下しにくくなる((4))。このため、日本付近の冬型の気圧配置は平年より長続きしない傾向で、気温は全国的に平年より高くなる予想だ。

春(3〜5月)も冬と同様、偏西風が日本付近で平年より北寄りを流れる傾向のため、南からの暖気が入りやすく、気温は全国的に平年より高くなる予想だ。

ただ、一時的に偏西風が北日本付近で南に下がり、寒気が流れ込む時期があり、そのタイミングでは北、東日本を中心に雷雨になりそうだ。一方、エルニーニョ現象は徐々に衰弱して((1))、インド洋の海面水温は全体的に高くなることが予想される((2))。

このため、フィリピン近海では平年より高気圧ができやすく((3))、南西諸島方面へ暖かく湿った空気が流れ込みやすい傾向で、5月は南西諸島付近で前線活動が活発化する可能性がありそうだ((4))。

したがって、冬から春(12〜5月)にかけて全国的に平年より気温が高くなるが、強い寒気が南下するタイミングで気温が下がることもあるため、北日本を中心に寒さへの対策は十分にしておく必要がある。

寒さのピークは1月下旬から2月上旬の見込みで、東日本と西日本の太平洋側の初雪は平年より遅い所が多く、観測されない所もありそうだ。全体的に季節の進行は早い傾向で、4月になると日中は汗ばむ陽気になることがありそうだ。

降雪と降水傾向:暖冬の影響で降雪量は平年並か少ない傾向

一般的に冬型の気圧配置では日本海側で雪の日が多くなるが、12〜2月は冬型の気圧配置が平年より弱く、長続きしないため、降雪量は平年並か少なくなる予想。ただ、局地的な強雪や大雪になるおそれはあるため、注意が必要だ。

また、日本付近に暖気が入りやすくなるため、低気圧が発生、発達しやすくなる。南岸低気圧の発生数も増える傾向があるため、太平洋側は低気圧の影響で降水量が多くなりそうだ。

寒気の南下するタイミング次第では、関東で大雪の可能性もあり、関東甲信以北の降雪量は平年並となる予想。例年以上に南岸低気圧への備えが必要になる。

3〜4月も低気圧や前線の影響で東、西日本を中心に降水量が多い予想。気温も平年より高いため、早めに融雪へ備える必要がありそうだ。また、発達した低気圧の影響で春の嵐になる日もあるため注意が必要だ。

5月の天気は周期的に変わるが、高気圧に覆われて晴れる日が多く、本州付近の降水量は少ない傾向だ。ただ、沖縄付近では前線活動が活発化する可能性があり、強雨や大雨になるおそれもある。

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