アウトドアブームや車中泊人気などで室内の高さがあるミニバンに関心が集まっている。これまでは国産の1BOX系ミニバンしか選択肢がなかった。輸入車のミニバンというと、メルセデス・ベンツ『Vクラス』かフォルクスワーゲン『シャラン』ぐらいで、車両価格や使い勝手を考えると、比較検討の対象とまではならなかった。
しかし、低価格のルノー『カングー』にライバルが現われたことで、この市場に注目が集まり始めた。国産ミニバンの装備が豪華なのに対し、欧州メーカーの商用バンは実用性とカスタムできる楽しさで人気が急上昇。
欧州の本社でもその市場動向を察知しており、プジョーは『リフター』、シトロエンは『ベルランゴ』、フィアットは『ドブロ』を日本市場に投入した。いずれも5人乗りと7人乗りを用意しており、テントやベッドなどのアクセサリー類も豊富。ジブン好みにカスタムできるミニバンの人気が高まりそうだ。
ホンダ『ステップ WGN』
305万3600円
シトロエン『ベルランゴ』
443万3000円
取材・文/石川真禧照
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