世界最先端のハイテク企業の技術や製品を国内展開するジャパン・トゥエンティワンは、軽度から中程度の難聴者向けに、聴力アシスト機能付きBluetoothイヤホン「BeHear ACCESS」を同社オンラインストアにて発売を開始した。価格は5万9400円(税込)。
「BeHear ACCESS」は、アランゴ社(Alango Technologies Ltd. 本社:イスラエル)の音声コミュニケーションおよびエンターテインメント市場向け音声増強技術から生まれたウェアラブル・デバイス。
ジャパン・トゥエンティワンでは「OTC補聴器(Over-the-Counter)に準ずる性能を持ち、自ら調整できるスマートな聴力補助イヤホンとして聞こえに不安を持つ人の生活の質を向上させます」と説明している。
利用者が自ら設定・調整できる「補聴器でも集音器でもない新たな聴力補助機器」
BeHear ACCESSは、補聴器とも集音器とも異なる「新たな聴力補助機器」として、利用者が専門家の手を借りる必要なく自ら設定・調整できることが最大の特徴だ。
BeHear ACCESSには、連携して使用する無料のスマホアプリが用意されており、アプリで行なった聴力テストの結果をイヤホンに反映させることで、簡単に自分の聴力に最適化することができる。
また、設定後の調整や変更も自分で必要に応じてできるので、自分だけに最適化された聞こえを専門家の手を借りずに常に維持できるという(※)。
※ 本製品は医療機器(補聴器)ではありません。
ユーザーの様々な使用場面を考慮して設計されたBeHear ACCESSは、本体及びスマホアプリの両方から基本的な操作を行なうことが可能だ。
BeHear ACCESSの聴力アシスト機能
BeHear ACCESSには、アランゴ社の先進技術を結集した、次のような聴力アシスト機能が搭載されいる。
・モード切り替え/「屋内」や「人混み」など状況に合わせて周囲の雑音を抑え、聞きたい音を明瞭に
・ListenThrough/重要な環境音(例:サイレンやクラクション)を取り込み安全に配慮
・EasyListen/電話の通話音声の速度を3段階で調整して会話をサポート
・SoundFocus/1対1の会話など場面に合わせて音の指向性をコントロール(全方位、広範囲、狭い範囲)
・耳鳴りマスキング/自分に適したマスキングノイズを発生させて、耳鳴りの不快感を軽減
・Tコイル/ヒアリングループ敷設済の建物内で送信音を受信する
・CROS/BiCROS(クロス・バイクロス)/難聴の耳側で発生した音を健聴の耳側へ伝える
BeHear ACCESSの主な仕様
Bluetoothバージョン/Ver.5.0
対応Bluetoothプロファイル/HFP 1.6、HSP 1.2、A2DP 1.2
対応コーデック/SBC、aptX、aptX-LL
アプリ対応/Android: Version 4.4 以降、iOS: Version 9 以降
充電/2時間
動作時間/通話:約10時間、オーディオ再生:約8時間、待機:約400時間
製品サイズ/54×200×232mm
イヤホン本体重量/47g
※本製品は医療機器(補聴器)ではありません。
関連情報
https://behear.japan21.co.jp
構成/清水眞希