2023年末の大掃除は6割が12月最終週で実施予定
2023年末の大掃除予定日を聞いた。全体では「12月30日(土)」(32.7%)が最も多く、次いで「12月29日(金)」(28.9%)、「12月28日(木)」(19.4%)が挙げられ、6割(59.2%)が12月最終週で実施予定と回答した。
また各週末の実施予定率も平日より高くなっている。
性・年代別に見てみると、女性全体の最終週での実施予定率は53.8%と男性(64.6%)より低いが、中でも30代女性は各週末の実施予定率が全体より5ポイント程度以上高いことから、女性は最終週での大掃除実施を念頭に入れつつ、できれば前倒して大掃除を済ませたい意向があるようだ。
■大掃除日数は平均2.4日。大掃除に前向きな意向がある人ほど長期間での取り組みを希望
また、大掃除にかけたい日数を聞いたところ、全体では「1日」「2日」と短期間の意向が強く、平均は2.4日だった。
一方で、大掃除意向別に見てみると、1日~4日までは全体と大きな差は見られないが、「5日以上」の回答は最大で約15ポイントもの差が見られた。
このことから、“掃除に関する情報を積極的に集めたい”“普段の掃除と異なる道具や方法で掃除したい”、また“ハウスクリーニングを利用したい”など、大掃除に前向きな意識を持っている人ほど、しっかりと日数をかけて実施したい意向がより強いと推測できる。
最もキレイにしたい場所は「レンジフード・換気扇」
2023年末の大掃除で最もキレイにしたい場所は、同社の調査で14年連続で最も苦戦した場所(汚れが落ちにくかった場所)に挙げられた「レンジフード・換気扇」が1位だった。
過去3年間の意向を比較すると、2021年からは減少しているが、いずれの年も他の場所よりも10ポイント以上高い結果となっている。
「レンジフード・換気扇」は高所にあり、内部の汚れに気づきにくいためか日頃はなかなか掃除がしづらい場所だ。しかし油汚れを放っておくと酸化したり樹脂化してますます落としにくくなるため、1年に1回は時間をかけて大掃除に取り組んだり、プロに掃除を依頼するなどして汚れをしっかり落とすことが肝要。
また掃除後は1か月に1回はフィルターを交換するなど内部に汚れがつくのを予防する対策も大切なので、予防策にも取り組んでみてはいかがだろうか。
大掃除の悩みは家庭によって異なるが、多くの家庭で苦戦が予想される「レンジフード・換気扇」掃除の攻略こそ、年末大掃除の成功のカギといえるのかもしれない。
調査概要
調査目的/2023年末の大掃除についての意向
調査対象/20歳以上の男女
調査地域/全国(エリア区分:北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2023年10月6日(金)~10月8日(日)
サンプル数/2080サンプル ※全データに対してn数30未満のものは参考値として記載
構成/清水眞希