一部商品では「値下げ」恩恵も、家計の負担重たい状況が続く
足元では、4600品目超の値上げが予定されている10月をピークに、11月以降は比較的値上げは落ち着いた情勢が続く。10月の値上げは第3のビールや日本酒など酒類が多い一方、使用頻度の高い調味料や加工食品は少なかった。
原材料価格の一服感に加え、コスト増分の価格転嫁が進んでいることも背景に値上げの機運は鈍化傾向が鮮明化している。一部PB商品などは値下がりするものもあり、10月以降の家計負担に対する影響は4月に比べて抑制されるとみられる。
ただ、これまでの値上げされた食品類が今後店頭価格に反映されるケースもあり、家計の食費負担は今後も高止まりが続く。相次ぐ値上げラッシュに対して賃金上昇が追い付かない状況が続くなか、24年1月以降も円安水準の長期化で値上げが再加速する懸念もあり、やむなく値上げを受け入れながらも食費を「切り詰めざるを得ない」局面が続く。
[出典] 「主要食品195社」価格改定動向調査(4~9月発表分) 「家計調査 二人以上の世帯」「小売物価統計調査」(総務省)
※調査機関:株式会社帝国データバンク
出典元:帝国データバンク
構成/こじへい
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