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日本人がこの1年で不安を感じた出来事TOP3、3位住宅侵入、2位通り魔、1位は?

2023.12.10

今年は特殊詐欺グループによる詐欺や広域強盗、通り魔など数多くの事件が起きた。ではこの1年で最も日本人の不安を掻き立てた出来事はなんなのだろうか。

セコムは、全国の20歳~69歳の男女500人を対象に「日本人の不安に関する意識調査」を実施した。

最近1年で不安を感じた出来事のトップは「フィッシング詐欺」

最近1年間で不安を感じた事件・事故について聞いたところ、トップ3は「偽メールや詐欺サイトを通じたフィッシング詐欺」(26.4%)、「無差別の通り魔事件」(25.6%)、「空き巣などの住宅侵入」(15.0%)となった。

また、今年は特に全国で相次いだ「強盗事件」(18.4%)も上位に入り、生活者の日常に大きな不安を与える要因となったことがうかがえる。

(図1)最近1年で不安を感じた事件・事故(複数回答)(n=500)

不安を感じた人が最も多い「フィッシング詐欺」について、回答者を年代別に見てみると、60代が42.0%で最も高く、50代が31.0%、40代が32.0%で、2割以下の30代・20代に比べ、多くの人が不安を感じていることが判明。

(図2)「フィッシング詐欺」を不安視している人の年代別の割合(n=132)

7割超が治安の悪化や犯罪増加を不安に感じている一方で、6割超が「防犯対策をしていない」。最もポピュラーな防犯対策とは

今後、治安の悪化や犯罪が増加する可能性があると思う人は全体の76.0%(「そのように思う」(22.4%)「どちらかといえばそのように思う」(53.6%)の合計)で、2022年よりも5.0%アップしていた。

一方で、治安の悪化や犯罪増加を不安に感じているにも関わらず、「防犯対策をしていない」という人が65.0%もいることも明らかに。

(図3)今後の治安悪化・犯罪増加の可能性

(図4)防犯対策の有無

防犯対策をしている人に具体的な対策を聞くと、最も実施している対策は「玄関ドアをワンドア・ツーロック(二重錠)にする、または窓に補助錠を付けている」で、約半数(49.1%)の人が実施していることが分かった。

(図5)実施している防犯対策(複数回答)(n=175)

続いて、家に知らない人が来訪した時の対応方法を全員に聞いたところ、「モニター付きインターホンでの確認」(44.0%)が最も多く、次いで「ドアを開ける前に来訪の目的を確認」(25.6%)、「ドアスコープで相手を確認」(21.4%)と続き、慎重に対応している人が多いことがわかる 

その一方、「実施していることはない」人が25.2%もいることが明らかになった。

(図6)家に知らない人が来訪した時の対応(複数回答)(n=500)

調査概要

実施時期:2023年10月20日(金)~10月24日(火)
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の20歳以上、70歳未満の男女500人
調査機関:セコム株式会社調べ(実務委託先:楽天インサイト(2023年10月))
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。

■解説:セコムIS研究所の研究員・濱田宏彰氏が対策を紹介

2023年は闇バイトによる強盗事件や実在する企業を騙るフィッシング詐欺といった事件が増加し、連日ニュース等で報じられたことで、生活者の不安が増長したと言えます。

今回の調査で、治安悪化・犯罪増加の可能性があると思うと回答した人は76.0%で(「治安悪化の可能性があると思う」「どちらかといえば治安悪化の可能性があると思う」の合計)、2022年の調査と比べて5ポイント増加しました。

この1年で不安を感じた事件・事故は、「無差別の通り魔事件」(25.6%)、「空き巣などの住宅侵入」(20.8%)を抑えて、「偽メールや詐欺サイトを通じたフィッシング詐欺」(26.4%)が最多に。なかでも40~60代はフィッシング詐欺を不安視している割合が高く、日常的にメールを使用する20~30代と比べるとフィッシングメールを受信する機会が少ないことから具体的な手口をイメージできなく、不安意識を高める要因になっていると考えられます。

フィッシング詐欺の手口は巧妙化しており、メールの内容や記載されているURLをクリックして表示される偽サイトも本物と見分けがつかないほど。

自分が利用していないサービスや企業からのメールが届いた場合は怪しいと考えて、メールの開封やURLのクリックは避けるほか、利用しているサービスからのメールであっても公式サイトを検索してアクセスするようにしましょう。

最近はメールだけでなく、SMS(ショートメッセージサービス)にフィッシング詐欺のメッセージが送られる「スミッシング」という手口もあるため、メールに限らず警戒することが大切です。

このように治安悪化や犯罪増加を不安視する人が増えている一方、防犯対策を実施していない人は65.0 %に上り、昨年の61.8%を約3ポイント上回る結果となりました。

防犯対策の第一歩は意識を変えることから。事件や犯罪被害のニュースを見て「怖い」と感じた時に、いかに“自分ごと化”できるかが重要です。

どのような対策ができるか知るとともに、家であればドアや窓をしっかり施錠する、スマートフォンであればウイルス対策のアプリをインストールするなど、簡単にできることから取り組んでいただきたいと思います。

関連情報
https://www.secom.co.jp/

出典:セコム株式会社

構成/Ara

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