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自賠責だけじゃ不安!?覚えておきたい「電動キックボード専用保険」の存在

2023.12.10

保険会社の「啓蒙活動」

こうした保険は今後開発されていくはずだが、同時に保険会社は電動キックボードの運転者に対する啓蒙活動も行わなければならないだろう。

「宣伝」や「PR」ではなく「啓蒙」としたのは、無保険の電動キックボード(最悪、自賠責保険にすら加入していない)ほど危険なものはなく、一方でこのままでは「電動キックボード運転者も保険に入るべき」という認識が日本人に浸透しない可能性もあるからだ。

事故に巻き込まれた相手への補償をカバーできる保険は必須だが、搭乗者即ち自分自身に対する保険にも注目の視線を向けるべきかもしれない。

特定小型原付区分の電動キックボードは免許不要で公道を走行できるため、それを練習する機会や場所があまりない。このあたりも小さくない批判を呼んでいる部分でもあるのだが、免許不要の乗り物であるからこそ「万が一の瞬間」に遭遇する可能性が高い。

今年から各保険会社が電動キックボードの乗り方に関する講習会イベントを開催するようになっているので、これに参加してみるのもいいだろう。

ヘルメットと手袋を用意しよう!

ところで、特定小型原付区分の電動キックボードではヘルメットの着用は「努力義務」である。

「努力義務」とはいかにも日本らしい日本語だが、言い換えればヘルメットを被っていなくともペナルティーは課されないということ。が、筆者としては電動キックボード運転の際のヘルメット着用を強く勧めたい。

それに加え、ライダーが装着しているような手袋も用意したほうがいいだろう。もしも転倒した際、手は人体の中で最も大きなダメージを受けやすい。教習所では「ヤスリの上で転ぶようなもの」と教わるが、手袋をはめているのとそうでないのとでは負う怪我の重さに違いが生じる。

現状、電動キックボードを安全に走行できる環境はまだまだ構築中で、それ故に運転の際は様々な場面に注意を払わなければならない。

【参考】
個人を対象とする電動キックスクーター向けバイク保険の申込受付を開始-NECファシリティーズ
https://www.necf.jp/news/press/20230804.html

国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jidosha/e-scooter/

取材・文/澤田真一

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