ガスコンロは、フリマサイトやリサイクルショップなどでも購入可能。ですが、中古のガスコンロは使う時の安全面が気になりますよね。
そこで、中古のガスコンロを使う時の注意点などについて「一般社団法人日本ガス石油機器工業会」のホームページを参考にしてご説明します。
ガスコンロの寿命はどのくらい?
メーカーによって異なりますが、ガスコンロの寿命は約10年と言われています。長期間使っていると、劣化や摩擦などによって火災や怪我の原因になることも。そのため、早めに点検を受けるようにしましょう。
【参考】一般社団法人日本ガス石油機器工業会|ガスコンロ・ガス炊飯器の安全な使い方
中古のガスコンロを使うのは危険?
リサイクルショップやインターネットオークションなどで、中古のガスコンロを買うことができます。ですが、安全面はどうなのでしょうか。
「一般社団法人日本ガス石油機器工業会」では、中古のガスコンロを使用する前に、確認しておきたいポイントをいくつか説明していますので、ご紹介します。
中古のガスコンロを使う前に確認すること①メーカーなどによる点検を受ける
中古のガスコンロは、以下の原因から事故につながることも。なので、使用する前に、メーカーなどによる点検(有料)を受けるようにしましょう。
・リコール対象機器
リコール品なのかどうかは、「経済産業省|製品安全ガイド リコール情報」にて確認して下さい。
・改造されている。または、部品が取り外されている
・機器の寿命がきている
・ホコリや異物がたまっている
・ガス漏れや油汚れなどがある
中古のガスコンロを使う前に確認すること②取扱説明書で使用方法をチェックする
取扱説明書や本体表示は必ず確認します。もし、取扱説明書がなければ、メーカーのホームページなどから、確認をしましょう。
中古のガスコンロを使う前に確認すること③ガス機器がLPガスと都市ガスのどちらに合うのかチェックする
ガス機器には、LPガス用と都市ガス用があるので、購入する前にチェックしておきましょう。
ガスの種類が合わないと、不完全燃焼で一酸化中毒になったり、異常燃焼で大きくなった炎でやけど、機器が壊れてしまう可能性もあります。
中古のガスコンロを使う前に確認すること④「PSLPG・PSTGマーク」が表示されているかどうか
ガスコンロなどのガス機器には、「PSLPG・PSTGマーク」を表示することが法律で義務付けられています。このマークがついていない機器は、売買が禁止されているので注意しましょう。
ガスコンロを使っていて異常を感じたら問い合わせをしましょう
中古のガスコンロを使っていて、もし異常を感じたらまずは使用を中止して取扱説明書を読みます。正しい使い方を確認しましょう。
もし、修理や点検が必要になったら、「ガス機器・石油機器に関するお問い合わせ」から、今使っているガスコンロのメーカー先へ問い合わせるのをおすすめします。
【参考】一般社団法人日本ガス石油機器工業会|中古品の入手時の注意
※データは2023年11月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
文/山田ナナ