都心に、約8.1haの新都市が誕生
森ビル株式会社が、約300件の権利者とおよそ35年かけて進めてきた虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業「麻布台ヒルズ」が、2023年11月24日についに開業した。
日比谷線「神谷町駅」直結、南北線「六本木一丁目駅」から徒歩4分、日比谷線「六本木駅」から徒歩10分という超都心にあり、その中にオフィス、住宅、修業施設、医療施設、学校、アートギャラリーなどが整備され、まさにひとつの都市を形成している。
「麻布台ヒルズ」(港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目および六本木三丁目の各地内)
「あべのハルカス」を抜いて日本一高いビルとなった「森JPタワー」は地上64階建て、約330メートル。周辺の駅からも見える高さなので道に迷うことはない。
麻布台ヒルズの中心となる「中央広場」をとりまくように、低層のタワープラザ、レジデンスAとB、そして低層建築のガーデンプラザがある。
グルメマニアがまず向かうべきは、タワープラザ!
約23,000m²(約7,000坪)の商業施設面積内に、約150店舗が出店していて見どころだらけの麻布台ヒルズだが、グルメマニアがまず向かうべきは、メインダイニングがあり、日本初出店2店のほかに、東京初出店、新業態店、旗艦店などが軒を連ねる「タワープラザ」3階と4階。このフロアを一周すれば、東京の飲食店の“今”を体感できるはずだ。
タワープラザ3階の鮨レストラン「鮨麻布」は、米2都市でミシュラン1つ星を獲得した鮨レストラン「AZABU」の日本初上陸店。ランチタイムの「軽くおまかせ」コース(15品程度)は4,800円、ディナータイムの「大いにおまかせ」コース(20品程度)は9,800円。
タワープラザ4階には、フィナンシャル タイムズ紙や、アメリカン・エキスプレスでヴィーガンレストランのトップ10に選ばれているバリ島の「ALCHEMY(アルケミー)」が、海外初進出。ヴィーガンなら人生で一度は訪れたい憧れの店であり、バリ島以外ではここしかないので、来日したヴィーガンの友人を連れて行けば感激されることうけあい。
オーガニックで再生可能を実践する地元のサプライヤーから厳選した食材と、種類豊富なドレッシングを自由に組み合わせて作ることができるサラダは、サラダ嫌いの人もぜひ一度は味わってほしい美味しさ。
チョコレートやスウイーツなども素材を厳選した植物性のローフード。ヴィーガン料理の新しい世界が広がりそうだ。
タワープラザ3階の「ふかひれ家」は、四川飯店グループの元総料理長・菰田欣也シェフの新業態店。「ふかひれ」をベースにランチは「ふかひれそば」から、夜はコース料理を提供する。
ランチタイムのおすすめ「ふかひれ入あんかけそば」(3300円)は、上海蟹の卵を使用シタコクのある味わい「黄色~上海蟹ソース」(上の写真左)と、青山椒を使用した爽やかな辛さの「緑色~翡翠ソース」(同右)が味わえる。
人気レストラン「RACINES(ラシーヌ)」の旗艦店「RACINES麻布台ヒルズ店」(タワープラザ3階)では、15時から18時までのカフェタイムに、麻布台ヒルズ限定「アフタヌーンティープレート」(4,500円)が食べられる。
フルーツタルト、フルーツエクレア、エッグサンド、カプレーゼピンチョス、苺のスープなどを盛り付けたプレートにスコーンやフィナンシェがセットになった豪華なメニューで、しかもティーフリー。三段プレートではない平面に盛り付けた斬新さが、逆に映えそう。
「RACINES」向かいのフロアには、焼き立てのパンを使ったサンドイッチをはじめ、種類豊かな焼き菓子や作りたてのドーナツなどが楽しめるハンドメイドグローサリー「ミモザ ナチュラルワインスタンド」がある。夜はワインが楽しめる角打ちスタイルのスタンディングバーに様変わり。
同じくタワープラザ3階のレストラン「オルビー」は、衣食住(ライフスタイル)をトータルで提案する新しいショップ&レストラン。
日本のナチュラルワインの名店 三軒茶屋「UGUISU」・西荻窪「ORGAN」の店主である紺野真氏を起用して、オリジナリティあふれるメニューを提案している。