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暖冬で来年のスギ・ヒノキ花粉は飛散開始が早まる見込み

2023.12.15

今年も残りあとわずか。年が明け、しばらく経てば、花粉症の人にとっては有り難くないシーズンが到来する。

そんな来年2024年におけるスギ・ヒノキ花粉の飛散時期は、いったい、いつになるのだろうか?

ウェザーニューズはこのほど、2024年春の花粉シーズンに向け、「第二回花粉飛散傾向」(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)を発表した。

暖冬で飛散開始が早まる、1月下旬から九州や関東・東海の一部でスギ花粉の飛散開始

スギの雄花は冬の寒さを経験することで休眠から目覚め(休眠打破)、寒さがピークを過ぎて暖かくなると花粉を飛ばし始める。このため、冬の適度な寒さと春の気温の上昇が飛散開始のタイミングを左右する。

花粉の飛散開始時期に影響する2023年12月〜2024年2月の気温は全国的に高い傾向となる。断続的に寒気が流れ込むため休眠打破は適度に起こる見込みで、2024年春の花粉の飛散開始時期は過去10年の平均と比べるとほぼ全国的に早くなると予想している。

1月下旬には九州や東海、関東の一部でスギ花粉の飛散が始まり、2月上旬には西日本と東日本の太平洋側を中心に広範囲で飛散が開始する予想だ。

2月中旬には北陸や東北南部、2月下旬から3月上旬には東北北部でも飛散が始まるとみている。なお、詳細な飛散開始時期は1月以降の気象動向に大きく左右されるため、最新の情報を確認してほしい。

スギ花粉は2月中旬から、ヒノキ花粉は3月中旬から本格的に飛散

スギ花粉が本格的に飛散するのは九州で2月中旬〜3月上旬、中国・四国や東海、関東・山梨は2月中旬〜3月中旬、近畿では2月下旬〜3月中旬の予想だ。北陸・長野や東北南部では2月下旬〜3月下旬、東北北部では3月上旬〜4月中旬になるとみている。

九州など早い所では3月中旬に入るとスギ花粉の飛散は徐々に収まり、代わって西日本や東日本ではヒノキ花粉の飛散が増えている。

ヒノキ花粉が本格的に飛散するのは九州で3月中旬〜4月上旬、中国・四国で3月中旬〜4月中旬、近畿から関東・山梨で3月下旬〜4月中旬、東北南部は4月上旬〜中旬とみている。

ただ、北陸や東北南部ではヒノキの樹木が少ないため、スギ花粉に比べると飛散量が少なくなる見込み。北海道でシラカバ花粉の飛散が本格化するのは4月下旬〜5月中旬の予想で、ちょうどゴールデンウィークと重なる可能性がある。

なお、スギ花粉の本格飛散開始は、2月頃の気象動向に大きく左右され、気温が高い状態が継続すると、飛散開始の直後に本格飛散開始となることがある。最新の情報を確認してほしい。

飛散量:全国的に平年並〜平年を上回る予想

2024年春の花粉飛散量は、平年(2014〜2023年の平均飛散量)と比べると、近畿から東北では平年をやや上回るエリアが多く、九州南部と中国・四国では平年並のエリアが多くなっている。北海道では平年の約2倍と飛散量が多くなる予想。全国平均では平年比で128%となる予想だ。

2023年と比べると、北日本の一部では2023年を大きく上回るものの、その他のエリアでは広範囲で2023年を下回る予想。2023年の飛散量が記録的に少なかった北海道ではその反動で2023年の約6倍の飛散量になる予想だ。

一方、2023年に飛散量が多かった西日本や関東では飛散量が減少し、2023年の半分程度になる地域もあるとみている。全国平均では2023年比で69%となる予想だ。

出典元:株式会社ウェザーニューズ

構成/こじへい

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