購入した腕時計が重く感じたり、しっくりこなかったりした経験はありませんか。そんなときは、腕時計のベルトサイズやケースサイズが合っていないのかもしれません。
せっかくデザインや機能に優れた腕時計を身につけていても、サイズが合っていなければ、使いにくく感じてしまうでしょう。自分の手首に合った腕時計のベルトサイズやケースサイズはどのくらいなのか、これを機会にしっかり把握してみてはいかがでしょうか。
腕時計はベルトのサイズが命!?
好みもありますが、腕時計のベルトは、腕に巻いた際に、人差し指が入る程度の余裕がある長さが適正であるとされています。
ベルトがきつ過ぎると腕時計と腕の間に空気が通らず、汗をかいてかぶれたりします。また、時計内部に汗が侵入しやすくなったり、つけ外しの際に余計な力がかかることで、ベルトの寿命が短くなったりする危険性があります。
一方で、あまりに緩すぎると腕時計が安定せず、文字盤が見にくくなります。
したがって、腕にぴったりのサイズではなく、少し緩めに調節した方が、腕時計が長持ちしたり使いやすくなったりするのです。ベルトは適切な長さに調節するようにしましょう。
自分にあった腕時計のベルトサイズの測り方
ベルトを適正な長さに調節するためには、まず自分の手首のサイズを知る必要があります。巻き尺があればそれを使って測れますが、ない場合は紐やテープ状に切った紙でも代用できます。
手首のサイズは、手を軽く握ってリラックスした状態で測ります。
先述の取り、腕時計のベルトは指1本分くらいの余裕を持たせて調節するのがおすすめです。したがって、手首のサイズに1~2cm程度プラスしたサイズに調整するといいでしょう。
金属製のベルトサイズが調節できる腕時計もある!
腕時計の金属製のベルトは、購入者が自分でサイズを調節できるものとメーカーや専門店などに依頼して調節してもらうものがあります。
自分で調節ができる腕時計の代表的なものとして、金属製ベルトの留め具(中留)が移動できるタイプや、同じく金属製ベルトを構成するコマと呼ばれるパーツを取り外してベルトの長さを調整できるタイプなどがあります。
詳しい調節方法は取扱説明書やメーカーサイトなどで解説されていますので、そちらを参照してください。
【参考】バンドの長さ調節|CITIZEN
【参考】バンド長さ調整のしかた|CASIO
腕時計のベルトサイズを調節するのに工具は必要?
自分で調節ができるベルトの場合、先の細いドライバーがあれば、調節ができるものがほとんどです。専用の工具あるいは治具が必要な場合は、腕時計に付属していることが多いです。
メーカーが購入者自身によるベルトサイズの調節を推奨していない腕時計についても、専用の工具があれば自分で調節ができないわけではありません。
ただし、この場合は誤って部品を変形させてしまったり、作業中にケガをしてしまった際にも、自己責任となります。
腕時計のベルトサイズはお店でも調節してくれる?
ベルトの調節は、メーカーに依頼するのはもちろん、購入店などでも行えます。店舗によっては、購入した店や系列のオンラインショップで購入した製品に限って調節を請け負っている場合もあります。
その他依頼できる店舗としては、時計専門店や家電量販店などがあります。ただし、腕時計の種類によってはベルトの調節を受けつけていない場合もあるので、調節を依頼する際は、事前に確認するといいでしょう。
腕時計は「ケースサイズ」も大切
自分に合った腕時計を選ぶには、ベルトサイズだけでなくケースサイズをチェックしておくことが重要です。ケースサイズとは、文字盤の横幅もしくは直径のことで、リューズを除いて測るのが一般的です。ケース径ともいいます。
ケースサイズは、好みで選んでも基本的に問題はありませんが、一般に適正とされるサイズを知っておくと、自分に合った腕時計を選びやすくなります。
腕時計のケースサイズにはどんな種類がある?
腕時計のケースには様々な大きさがあります。一般的には、45mm以上のビッグサイズ、41mm~44mmのスタンダードサイズ、40mm以下のスマートサイズの3種類で分ける場合が多いようです。また、31mm~37mm前後のものをボーイズサイズと呼ぶこともあります。
45mm以上のサイズは見た目のインパクトが強いので、ビジネスシーンよりもプライベートシーンで使うのに適しています。がっしりとした体格の人にもおすすめです。一方で、41mm~44mmや40mm以下のものはビジネスシーンで使いやすいサイズとなっています。
腕時計の適正ケースサイズは?
ケースサイズの適正サイズは、流行の影響も受けますが、手首周りの幅の6割~7割程度といわれることが多いです。例えば手首周りの幅が60mmの場合は36mm~42mm、70mmの場合は42mm~49mmが適正サイズということになります。
ケースサイズが大きめの腕時計はカジュアルな印象、小さめの腕時計はエレガントな印象になりやすい傾向があります。適正サイズを基準に選べば、着用するシーンにふさわしい腕時計を選べるでしょう。
【参考】男を格上げする40mm以下の小径、薄型の腕時計おすすめ9選
サイズに着目して自分に合った腕時計を選ぼう
腕時計を選ぶときは、ベルトサイズとケースサイズを意識すると、より自分に合ったものを見つけやすくなります。また、使用シーンに不釣り合いな腕時計を着用するといった失敗も少なくなります。
この記事を参考に、デザインだけではなく、サイズ面からも適切な腕時計を選んでみてはいかがでしょうか。
※データは2023年11月中旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット