3.すっぴん風メイクに役立つ「メッシュクッションファンデーション」
hince「セカンドスキンメッシュマットクッション」3,520円(税込)
今韓国でトレンドとなっており、日本にも流れが来ている「すっぴん風メイク」。「メイクをしていないような素肌っぽさを演出しつつ、きれいな肌に仕上げるメイクが流行っています」と石田さんは話す。
すっぴん風メイクを手軽にできるトレンドアイテムが「メッシュクッションファンデーション」。もともとクッションファンデーションは化粧下地もファンデーションもコンシーラーもすべて一つでまかなえる時短アイテムで人気になったもので、メッシュクッションファンデーションはその進化版だ。ファンデーションの液がメッシュを通すことでパフに均一につき、より一層きれいにムラなく肌にのせることができる。
石田さん「今年、hinceのセカンドスキンメッシュマットクッションが人気を集めました。クッションファンデーションが売れているTIRTIRもメッシュを採用した新作が発売される予定で、来年も増えていくのではないかと思っています」
4.美容針で刺し、道を開く「針美容」に注目
VT COSMETICS「リードルショット100」3,520円(税込)、「リードルショット300」4,730円(税込)
スキンケアで今、男性からも女性からも熱視線を浴びているアイテムが韓国発VT COSMETICSの「リードルショット」。美容針を配合したユニークな導入美容液で、美容針が肌に刺さることで道を作り、次に塗る化粧水や乳液を行き渡らせるという仕組み。
針と言っても金属ではなくシリカでできており、現在日本で販売している多くのアイテムよりするどく、長いのがVT COSMETICSのこだわり。針美容は美容医療のダーマペンなどでも近年注目を集めており、コーセーコスメポートのマニフィークからは今年マイクロニードルパッチが発売され、来年も見逃せないトレンド。
実は紹介したほとんどのトレンドは韓国発で、それに追随するという流れが今の日本のコスメの潮流。石田さんによると品質が高く低価格の韓国コスメは世界的に注目を集めており、日本だけに限ったことではないと話す。
また、「針美容」や「中顔面短縮」は美容医療発想のトレンドということも見逃せないポイントだ。来年はいかに韓国コスメや美容医療のトレンドをいち早く取り入れるかーーそれも各メーカーの明暗を分ける一つの要素になるだろう。
取材・文/小浜みゆ