ニューウェルブランズ・ジャパンは、 「アップリカ」ブランドから、ベッド型チャイルドシート「フラディア グロウ」シリーズの最新モデル「フラディア グロウ エバー」を2024年1月下旬に発売する。
標準モデルの「フラディア グロウ エバー」のほか、エキストラシェードや取り外し可能な肩パッドカバーなどが付いた「フラディア グロウ エバー プレミアム」も用意し、価格は「フラディア グロウ エバー」が75,900円、「フラディア グロウ エバー プレミアム」が83,600円。カラーは「フラディア グロウ エバー」がアイランドブラックとアイランドブルー、「フラディア グロウ エバー プレミアム」がマウンテンネイビーとマウンテンブラウンの各2色で展開する。
外からの衝撃に対する安全とともに、シート内の快適を追求!
日本では、今年の9月から、国際的に統一された規則である「国連欧州規則 UN-ECE」のうち、「側面からの衝突試験をクリアする」点などにおいてより高度な安全性が必要となる新規則「R129」に適合しない製品は生産・出荷ができなくなった。
アップリカでは、2016年に日本で初めて、「R129」適合チャイルドシートを発売。今回発売の「フラディア グロウ エバー」も、もちろん「R129」適合製品だ。そして、この外からの衝撃に対する安全追求とともに、アップリカが独自でこだわっている点が、“平ら”なベッドであることだ。
産まれて間もない赤ちゃんは、からだと比較して頭部が大きくて重く、首がまだぐらぐらで安定していない。そのため、少なくとも首がすわる生後 4 カ月前後までは、「平ら」に寝かせないと首が前に垂れやすくなって、気道が塞がれてしまう場合がある。
また、肋骨が水平で胸の筋肉も未発達のため胸で呼吸することが難しく、おなかをふくらませる腹式呼吸をしている。1回の呼吸で酸素を取り込む量も少ないため、大人の約2倍の回数で呼吸をしており、お腹を圧迫することは赤ちゃんの呼吸を妨げることにつながる。
「フラディア グロウ エバー」では、アップリカ独自のフルリクライニング構造で“平ら”なベッドになり、未熟な赤ちゃんのからだを支え、赤ちゃんに負担をかけず呼吸しやすい姿勢をキープするとともに、まるで家で寝ているかのような安心・安全な環境をつくりだすことができる。
さらに、“平ら”なベッド、後向きシート、前向きシートと3ステップで形が変化することで、生まれてすぐから4歳頃までずっと理想的な姿勢を保ち、車の中でも快適な環境を提供する。
加えて、従来モデルからの進化点として、新開発「スライドターンレバー」を搭載。回転レバーが手の届きやすいシート上部についているため、片手で楽に回転でき、赤ちゃんの乗せ降ろしがよりスムーズになる。
このほか、未熟なからだを頭から足先まで包み込むようにして守る「全身マモールクッション」(新生児からの“平ら”なベッド時に有効)や、ドア側の衝撃を軽減する「サイドシールド」(後向き/前向きシート時に有効)も搭載。
スムーズな乗せおろしを叶える機能として、肩ベルトを横に引っかけられる「ヘッドサポートタングキーパー」や、マグネットの力でタング同士がくっつく「イージーベルト」、タングの落ち込みを防ぐ「タングストッパー」、引き出しリングを引っ張るだけでスッと肩ベルトを緩めることができる「ラクラク調節肩ベルト」も装備する。
使用期間は横向きベッド時が身長40cm~70cm、後向きシート時が身長60cmかつ首すわり~87cm、前向きシート時が身長76cmかつ月齢15カ月以上~100cm(※)。サイズは横向きベッド時がW750×D635×H530mm、後向き時がW440×D725~760×H490~620mm、前向き時がW440×D635×H660mm(いずれもサポートレッグおよび付属品含まず)。重量は15.3kg(付属品含まず)。
※17.5kgを超える子どもには使用できない。身長75cmまでは必ず全身マモールクッションを使用する必要がある。
製品情報
https://www.aprica.jp/products/childseat/detail/bed/fladea_grow_ever/
構成/立原尚子