バッテリ-だけで118km走行可能!メルセデス・ベンツが新型「GLC」のPHEVモデル「350 e 4MATIC Sports Edition Star」を発売
2023.12.07メルセデス・ベンツ日本は、プレミアムミドルサイズSUV「新型GLC」に、プラグインハイブリッドモデル「GLC 350 e 4MATIC Sports Edition Star」(以下、GLC 350 e)を追加し販売を開始した。
このGLCは2015年にデビューし、2020年と2021年ではメルセデス・ベンツの中でベストセラーSUVモデルとなった全世界での累計販売台数260万台を販売するメルセデスのプレミアムミドルサイズSUV。
新型GLCは、伸びやかで美しいシルエットの中にスポーティかつ洗練された要素を取り入れたエクステリアと、リアルウッドインテリアトリムを採用した質感の高いインテリアを併せ持つSUVモデルとして生まれ変わった。また、ダイナミックなドライビング特性、サポートの精度を高めた安全運転支援システム、縦型の大型メディアディスプレイを搭載している。
GLC 350 e 4MATIC Sports Edition Starの特長
今回追加するGLC 350 eは、最高出力204PS(150kW)、最大トルク320 Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンに、容量が31.2kWhのリチウムイオンバッテリーと出力136PS(100kW)、トルク440Nmの電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデル。
システム総合の最高出力は313PS(230kW)、最大トルクが550Nmのパワーユニットを備え、電気モーターのみで140km/hまで走行することができ、走行可能な航続距離は118kmのため、お買い物や通勤など日常では電気自動車のように使用することが可能となっている。
遠方へのドライブではガソリンエンジンで充電しながら走行するなど電気モーターとガソリンエンジンのメリットを掛け合わせることで航続可能距離や充電時間を気にすることなく、安心して乗ることができる1台。
■インテリジェントアクセルペダル
「インテリジェントアクセルペダル」は「プレッシャポイント機能」を備えている。EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現。
■急速充電器(CHAdeMO)と普通充電器対応
GLC 350 eは、急速充電器(CHAdeMO)に対応している。また、6.0kW(30A)※の交流普通充電にも対応しているので、外出先やご自宅での様々な充電方法に対応している。
※日本での使用で想定される200V・30A 充電の場合。
エクステリアデザイン
メルセデスのデザイン基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」というデザインの基本思想を継承し、ひと目でメルセデス・ベンツSUVファミリーの一員であることが分かるとともに、他のモデル同様、『Intelligence(知性)』と『Emotion(感情)』を感じさせるモデル。
フロントデザインは、斬新なスターパターングリルを採用。立体的に配されたスリーポインテッドスターが先進的な表情を生み出し、大胆な開口部を備えたアグレッシブなフロントバンパーとともに、精悍なフロントマスクを形成している。
また、フロントグリルと連続したスリムなヘッドライトや、より精悍さを増した最新デザインのフロントバンパーがワイド感を強調し、圧倒的な存在感を与えている。
サイドデザインは、ラインやエッジを大幅に削減し、曲線を描く彫刻的な面により陰影を生み出している。これによりプロポーションが強調されるとともに、逞しいホイールアーチにアクセントが与えられている。また、Dピラーに向けて緩やかに上昇するウインドウラインは、スタイリングにスポーティな躍動感を与えている。
ヘッドライト/リアコンビネーションランプからそれぞれ伸びる前後のホイールアーチ上のライン、前後ドアパネル下部を貫くライン、これら3本のラインが伸びやかなサイドの曲面に絶妙なエッジを加えることで、力強く表情豊かなボディデザインとなっている。
リアデザインは、力強く張り出したフェンダーと水平基調のリアバンパー、ツーピース構造で内部に立体感があるスリムな新型リアコンビネーションランプにより、リアエンドをよりワイドでシャープに見せるデザインとなった。
リアバンパーにもクロームのアンダーガード風のデザインを採用するとともに、クロームトリムが左右のエグゾーストエンドと一体化した力強い造形とすることで、リアエンドに個性を与えている。
なおCd値は0.29とすることで、高水準のエアロダイナミクスを実現しており、省燃費性能も追求されています。
インテリアデザイン
ダッシュボードは上下2つの部分に分かれています。上部は翼のような形状に、航空機エンジンのナセルを想わせる丸みをつけたやや横長の新デザインの角型エアアウトレットが配置されており、スポーティさを演出。
下部には大きなインテリアトリムが広がり、標準仕様でもオプション選択時でもリアルウッドインテリアトリムを採用し、質感の高い室内空間を演出している。このインテリアトリムはセンターコンソールからダッシュボードへと途切れなく続いている。
また、ダッシュボードと縦型の11.9インチのメディアディスプレイを6度、ドライバー側に傾けた新しいデザインを採用し、ドライバーの視認性を向上させている。運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは自立型でダッシュボード上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見える。
ダッシュボードの両端を囲むドアパネルはシンプルでモダンなデザインが目を惹く。ドアのセンターパネルはアームレストを一体化しており、垂直面から水平方向に張り出している。アームレストの前部はセンターコンソールのデザインを反復するように、クロームをあしらっている。
ここはグラブハンドルとなるほか、ドアを閉めるときのグリップともなる部分で、パワーウインドウのスイッチが配置されている。
GLC 350 eには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールも採用している。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を全て手元で完結できる機能性も有している。
さらに、従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、リムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。
これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。
オプション設定で室内を彩る「アンビエントライト」は64色から選択可能で、単色の発光に加えて色の連続変化が可能。乗車時には、乗員を迎え入れる演出が設定されている。また、エアコンディショナーの温度設定に連動して、青や赤に点灯する。
なおGLC 350 eは、470L~1,530Lと大容量のラゲッジルームを備えている。
【メーカー希望小売価格】
GLC 350 e 4MATIC Sports Edition Star 9,980,000円(税込)
関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glc/overview.html
構成/土屋嘉久