2025年に創業120年を迎える老舗文具・家具メーカーのコクヨから、新ライフスタイルブランド「SAUNA BU(サウナブ)」が立ち上げられた。サウナブは、社内部活動「コクヨサウナ部」から派生した事業横断型組織によるものだ。
サウナへのお供として使いやすいサウナポーチをはじめとする6種類の商品を、2023年11月26日(いい風呂の日)から発売開始。東京・千駄ヶ谷の「THINK OF THINGS」及びオンラインショップにて販売している。
服も肩書きも脱ぐ「サウナ」
日本では2010年代から第3次サウナブームと言われており、今ではひとつのライフスタイルとして根付いている。近年では企業サウナ部も増加しているという。
「コクヨサウナ部」は2016年に創部。現在、部員は100名を超えている。コクヨサウナ部では、サウナを楽しむだけではなく、2018年にはスカイスパYOKOHAMAの「コワーキングサウナ」の設計するなどの活動も行なっている。
「偏愛」が原動力になっているという「コクヨサウナ部」。部活動は会社として必要な活動として、就業時間内に行われるという。
コクヨ社長室長であり、コクヨサウナ部部長でもある川田直樹氏。川田氏は一級建築士であり、フィンランドサウナアンバサダー、サウナプロデューサーという肩書きももつ。
「SAUNA BU」メディア発表会に登壇する川田氏
フィンランドでは、サウナは「服だけでなく、肩書きも脱ぐ」ものだと川田氏はいう。
「サウナには立場や年代などに関わらず多様な人が集まり、何気ない会話が生まれます。そのようなフラットな空間だからこそ、生まれるアイデアもあります。サウナはビジネスと親和性が高いと思っています」(川田氏)
そんなサウナの中で今回の「SAUNA BU」も誕生した。
「あったらいいな」を詰め込んだ新登場のサウナポーチ
「SAUNA BU」フラッグシッププロダクトであるサウナポーチ(税込4,400円)は、ととのうための道具をひとつにまとめられる仕様になっている。サウナ好きの「あったらいいな」を詰め込んだ一品だ。
サウナポーチ(税込4,400円)
乾いたタオルと濡れたタオルを分けて収納できるのが大きなポイントだ。外側に大きなポケットが付いており、クルクルと回して圧縮できる。
登山などのアウトドアシーンで活躍する「スタッフバッグ」を参考に開発したものだという。
サウナでは、入浴前は乾いていたタオルやサウナハットが、水を含んで膨らんでしまう。濡れてしまったものを外側のポケットに分けて収納してしまえるのだ。