野菜のみじん切りや千切りは、なかなか手間がかかるものです。今回はそんな手間を省くことが期待される、ダイソーの野菜カッター3種をレビューしていきます。
目次
ダイソーの「ハンドル野菜カッター」の実力は?
最初にレビューしていくのは、ダイソーの「ハンドル野菜カッター」(税込330円)です。
こちらは容器に野菜を入れ、ハンドルを引くことで中の刃が回転し、みじん切りができるという便利なアイテム。
容器、フタ、刃の3つに分かれているので、洗いやすそうです。さっそく実力のほどをチェックしていきます。
■「ハンドル野菜カッター」で固い野菜は切れるのか?
まずは、にんじんをカットしてみます。硬いにんじんを楽々カットできるのなら、大体の野菜をみじん切りにできるでしょう。
にんじん1/2本を入れても、まだスペースに余裕があります。
ハンドルを引いてカットしていきます。最初の1、2回は少し硬さを感じたものの、それ以降は少しの力で引くことができました。
・5回引いた状態
・10回
・15回
・20回
20回ほどで十分に細かいみじん切りが完成しました。
続いては玉ねぎをみじん切りにしたいと思います。玉ねぎのみじん切りは目に染みてしまうのが難点。「ハンドル野菜カッター」なら、容器の中でカットしていくので、涙を防げそうです。
玉ねぎ1/2個を入れてカットします。
玉ねぎは柔らかいので、1回目から硬さを感じず楽々と引けました。
・5回
・10回
10回ほどでかなり細かいみじん切りが完成。目に染みることもありませんでした。
非常に楽かつスピーディーに野菜をみじん切りすることができました。玉ねぎは涙を流さずに済み、硬いにんじんも楽々カット。これはとても優れものなのでは……?
■ダイソーの「ハンドル野菜カッター」で肉は挽ける?
ダイソーの「ハンドル野菜カッター」は、野菜をカットするのにとても優秀なことが分かりました。そこで思ったので。、「“野菜カッター”とはいうものの、もしかして他の食品にも使えるのではないか」と。
ここからは「ハンドル野菜カッター」の応用編として、野菜以外を試していきます。
まずは肉!肉をミンチにできたら便利ですよね。自宅で挽肉が作れたら「細切れ肉が余ったからミンチにして麻婆豆腐にしよう!」というような応用が可能になります。
牛こま切れ100gを「ハンドル野菜カッター」の容器へ。
1回目からそこまで硬くなく引くことができます。
・5回
・10回
・15回
・20回
20回でかなりのミンチ状になりました。これは便利!!
ちゃんと挽肉になっているのか、実際に調理してみます。
先ほどみじん切りにしたにんじん、玉ねぎと共にミートソースを作ります。炒めても、何の問題もなく牛挽肉として調理されています。
具沢山のミートソースになり、美味しくいただけました。
■ダイソーの「ハンドル野菜カッター」はナッツにも使える?
野菜だけではなく肉にも使えることが判明した、ダイソーの「ハンドル野菜カッター」。こんなに便利なアイテムは、さらに可能性を試してみたくなります。
そんなわけで、次はナッツをカットしてみたいと思います。時々お菓子を焼く筆者は、常々アーモンドやクルミを楽にカットできたら……と思っていたのです。ナイフではカットするのは本当に手間がかかるので……。
素焼きアーモンド50gほどを「ハンドル野菜カッター」でカットしてみます。
・5回
・20回
・40回
・60回
60回ほども引くと、かなり細かい状態まで砕くことができました。
「60回も引くのは……」と思うかも知れませんが、ザシュッザシュッと軽く引けて、そこまで力はいらないので、1分くらいでできてしまうのです。
自分でナイフで砕いてもここまで細かくならないので感動!これならアーモンドプードルとしても使えます。お菓子作りにも大活躍しそうです。
3つに分かれるので洗い物も楽です。
■ダイソー「ハンドル野菜カッター」はすごい!見つけたら買うべし!
野菜のみならず、肉やナッツにも活用できる、ダイソーの「ハンドル野菜カッター」。税込330円でここまでしてくれるなんて、本当に優秀です。これはもう、見つけたら買うしかないですね。
■商品詳細
商品名:ハンドル野菜カッター
価格:330円(税込)
原産国(地域):中国
材質:ボウル: ポリスチレン、フタ、ハンドル、カッタースタンド: ポリプロピレン、滑り止めリング: 合成ゴム、カッター:ステンレス鋼
商品サイズ:13cm×13cm×9cm
URL:https://jp.daisonet.com/products/4549892357510
ダイソーの「野菜チョッパー」は実際どう?
続いては「野菜チョッパー」(税込330円)をレビューしていきます。
ケースの中に野菜を入れ、ハンドルを下に押すと、刃が回転して細かくカットしてくれる、とのこと。太めに刻んだり細かく刻んだり、カットサイズの調節が可能なんだとか。
さっそくカットしてみます。まずはにんじんを試してみます。
にんじん1/2本を入れると、ケースの中はかなりパンパンで、これ以上入る余裕はなさそうです。
下に押すと……か、硬い!非力な方ではありませんが、かなり硬いです。シンクの上に敷いている、ゴム製の水切りラックの上で使用したせいもあるかも知れません。(普段、この上でまな板などを使用するのには問題ないのですが)使用するなら表面が硬くしっかりとした土台の調理スペースが必要です。
・5回
・10回
・20回
25回ほど押したところで、底が外れてしまいました。
中フタもすぐ外れる仕様なので、正直、使い難いです。
さらに、使用後の刃の中に野菜の切れ端がたくさん詰まってしまいます。
ブラシなどでなんとかこそぎ取るしかないのですが、小さいのでやりにくいです。掃除が大変なのは言うまでもありません。
25回押した「野菜チョッパー」(左)と20回の「ハンドル野菜カッター」(右)を比べてみます。
違いは明らか。「ハンドル野菜カッター」に比べると、大きさが不均一なのが目立ちますし、あまり細かくなっていません。
■玉ねぎで試すものの、ダイソーの「野菜チョッパー」は残念
「野菜チョッパー」を少し柔らかい玉ねぎでも試してみたのですが、結果から言うと良くないです。
まず、玉ねぎが1/4強しか入りません。そして、やっぱりハンドルが押しにくい。
一瞬で切れないせいか、玉ねぎを押しつぶしてしまい、水分がたくさん出てしまいます。
15回ほど押した結果がこちら……。玉ねぎが少し潰れて、水分でぐちゃっとなってしまいました。
10回の「ハンドル野菜カッター」(右)と「野菜チョッパー」(左)を比べると、違いがよく分かります。
■ダイソーの野菜チョッパー、どう使えばいいの?
ダイソーの「野菜チョッパー」は、使いにくい、洗いにくい、野菜もうまくカットできない……と、このままだと良いところが見つかりません……!筆者の使い方が間違っているのか?何か他に良い使い方があったら知りたいです。
とりあえず、使用する時は硬い土台の上で行いましょう。
■商品詳細
商品名:野菜チョッパー
価格:330円(税込)
原産国:中国
商品サイズ:8.8cm ×22cm ×8.8cm
材質:本体、ハンドル、フレーム ABS樹脂、ケース:ポリスチレン、底ふた:ポリエチレン、カッター ステンレス鋼
URL:https://jp.daisonet.com/products/4549892361104
4種類に切れるダイソーの「収納できるグレーター」、使用感は?
最後は「収納できるグレーター」(税込440円)です。なんと1つで4役のスライサーの機能を果たすとのこと。“スライス、太切り、細切り、おろし”ができるんだとか。
野菜を押さえるホルダー付きです。長芋など、手で押さえ難い野菜の時に活躍しそうですね。
さっそくにんじんで使用感を見ていきます。硬いにんじんで問題なくカットできるのなら、他の野菜も大丈夫でしょう。
・太切り
斜めにカットして細長く切れたら、にんじんしりしりなどにちょうど良い太さです。
・細切り
キャロットラペなどに良さそうな太さです。
・スライス
歯応えが残る程よい薄さです。サラダなどに合いそうです。
・おろし
少し荒めのにんじんおろしができました。
全てスムーズにカットできて使いやすいです。
フタ部分にもおろしがついています。
にんじんが小さくなってきたので、安全ホルダーを使用してみます。こちらも使いやすい!
上から時計回りに、太切り、スライス、細切り、おろし、真ん中がフタのおろしです。おろしはフタの方が細かい仕上がりです。
色々なカットができて、使いやすいしとても便利で満足です。ただ、個人的には少し大きすぎるような気が…。筆者宅のように、そんなに広いキッチンではない場合には、もう少しコンパクトだと嬉しいです。
■商品詳細
商品名:収納できるグレーター
価格:440円(税込)
原産国:中国
商品サイズ:フタ:27.3×18.3×2.7cm、スライサー:17.3×17.3×0.5cm、ボウル:17.8×27×6.5cm、安全ホルダー:12×7.7×4cm
材質:ボウル スライサー 安全ホルダー ABS樹脂、フタ ポリスチレン、刃 ステンレス鋼
URL:https://jp.daisonet.com/products/4549892361135
ダイソーの野菜カッター、「ハンドル野菜カッター」「収納できるグレーター」の2種はオススメ!
ダイソーは野菜カッターも充実していますね。手間を省いてみじん切りが完成する「ハンドル野菜カッター」、4種+1種の「収納できるグレーター」はサイズはともあれ、とても優秀です。
「野菜チョッパー」は筆者はうまく扱えませんでした。「野菜チョッパー」を使用するよりなら、普通に包丁を使うか、細かく切るなら「ハンドル野菜カッター」を使用する方が手間が少ないように思えます。
気になる方はぜひダイソーでチェックしてみてください!
文/まなたろう