SNS上で日々トレンドにあがる多種多様な言葉。その中で、年間通して最もつぶやかれたフレーズとはいったい何なのだろうか?
イー・ガーディアンはこのほど、2023年X(旧Twitter)上で頻繁に使用されたフレーズを調査し、最もつぶやかれたフレーズについて決定する「SNS流行語大賞 2023」を発表した。
本調査は、2023年1月1日~2023年10月31日の期間に実施された。
SNS流行語大賞2023は 『かわちい』 に決定!
2023年のSNS流行語大賞に輝いたのはZ世代で流行したワード『かわちい』に決定した。コーデ紹介系動画クリエイターのSleepy boyさんがTikTokに投稿した動画が話題となり様々なクリエイターがコーデ紹介動画の中で「この○○○が、かわちい」というフレーズを使うようになったことで、Z世代を中心に流行し日常的に使われるようになったと考えられる。
X(旧Twitter)上ではアイドル・キャラクターなどの“推し”や、動物に対して使われる場面が多く見られ、1日あたりの話題量は約9万件と昨年の3倍近くの話題量となった。
『かわちい』話題量 週次推移(2023年1月1日~2023年10月31日:リポスト込み)
2位の『スイカゲーム』は、2年前にリリースされたNintendo Switchのゲームだが、日本ではゲーム実況者による配信がきっかけで人気に火が付き今年の9月頃からブームに。下半期から話題になったにも関わらず180万件以上の話題量を記録した。
3位の『○○した瞬間、終わったわ』は、Yukopiさんの楽曲「強風オールバック」にあるフレーズだ。企業のPRにも使用されるなど、癖になるリズムと共感できる歌詞で話題になった。日常の中でも使いやすく、共有したい “○○した瞬間” を切り取って画像と共に投稿される様子が多く見受けられた。
5位には『アレ』がランクイン。阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝、そして38年ぶりの日本一を成し遂げ、熱く盛り上がっていた。直接「優勝」とせず『アレ』と表現する独特の言い回しがファンだけでなく日本中のトレンドとなった。
また、『落ち着いて聞いてください』が2年連続でランクインするという結果に。2015年にリリースされたゲームが元ネタだが、今もなお根強い人気を誇っていることがわかる。汎用性が高いことに加えて、今年はカップヌードルとのコラボでも話題になっていた。