ソーシャルレンディングを展開するLENDEXは20〜60代の男女を対象に「投資」に関する調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
会社員の2人に1人が投資を行っていると回答
始めに日本経済を支えているとされている、働き盛りである30~40代の会社員はどれくらいの人が「投資」を行なっているのかを聞いてみた。
その結果、『行っている(50.0%)』と『行っていない(50.0%)』と同数という結果になった。
投資を始めた人は30代からが最多
次に、投資をしている方はいつから投資を始めたのかを聞いた。
『学生時代から始めていた(2.7%)』『20代前半(11.0%)』『20代後半(18.3%)』と、約3人に1人は20代までに始めていたということが判明。
全体では30代から始めた人が最も多く、『30代前半(20.0%)』『30代後半(22.5%)』と全体の4割以上の方が30代で投資を始めていた。
いつから投資を始めていたかがわかったところで、続いてどのような商品に投資をしているかも聞いた。
『どのような商品に投資をしていますか?(あてはまるものすべて)』という質問には『株式投資(58.6%)』が最多となった。
次いで、『NISA(52.9%)』『投資信託(44.6%)』『iDeCo(確定拠出年金)(28.4%)』『ETF(上場投資信託)(14.4%)』『暗号通貨(仮想通貨)(13.1%)』という回答順に。
『ソーシャルレンディング(3.1%)』は全体のわずか3%ほどという結果となった。
投資を始めた理由と、始めるまでにどれくらい勉強したか
投資を始められない理由として、知識がない、勉強をする時間がない、などという理由はよく目にする。
そこで、投資を始めた理由と、始めるにあたりどれくらいの時間勉強をしたか聞いてみた。
「投資を始めた理由を教えてください(あてはまるものすべて)」と聞いたところ、『老後の生活資金に充てるため(68.3%)』が最も多い回答だった。
この結果から、老後資金を心配している人が非常に多いことが推察できる。
次いで『収入を増やしたいため(46.8%)』『預貯金の金利が低いため(44.6%)』『自由に使えるお金を増やしたいため(36.2%)』『友人に勧められたため(8.6%)』『親族に勧められたため(7.4%)』という結果になった。
その他の意見で、「株主優待制度狙い」「不労所得が欲しいから」などの理由も見られた。
そして「投資を始めるにあたり、どれくらい投資に対する勉強をしましたか?」の質問に対しては、『特に勉強せずに始めた(49.1%)』とほぼ半数が、何も勉強をせずに始めていることがわかった。
『数日~1週間程度(13.8%)』『数週間~1か月程度(15.6%)』と、1か月以内で始めた人は約3割、1か月以上勉強をしてから投資を始めたという人も全体の約2割に留まっている。
投資によって築きたい資産額は?
先の調査でも、老後2,000万円問題などに対する不安から、将来に向けて老後資金を貯める、もしくはこれから資産を築いていかないといけないと感じている人は多いようだ。
そこで、投資をしている人に『投資により、最終的にどの程度の資産を築きたいですか?』と目標を聞くと、『1億円以上(23.2%)』が最も多い結果となった。
全体では2,000万円以上と回答した人は約6割で、やはり「老後2,000万円問題」などが話題になったためそれ以上の資産を形成したいという方が多いと考えられる。
2番目以降に多かったのは『1,000万円未満(22.1%)』『1,000万円~2,000万円未満(16.5%)』。
この結果から、老後の2,000万円は投資だけにより資産を築くのではなく、預貯金や年金、保険など様々な方法により資産を築くことを想定している人も多いと言えるだろう。
調査概要/「貯金額と投資」に関する調査
調査期間/2023年7月20日~2023年7月21日
調査方法/第三者機関によるインターネット調査
調査人数/1113人
調査対象/30~40代の会社員
関連情報
https://lendex.jp/
構成/清水眞希
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