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LGBTQ当事者の7割が「同性婚を法律で認めてほしい」

2023.12.06

ライフネット生命保険は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー等のセクシュアルマイノリティ(以下、LGBTQ)に関する調査を宝塚大学看護学部の日高庸晴教授に委託。

「第3回LGBTQ当事者の意識調査」として、その概要を発表した。

同性パートナーシップ宣誓制度・同性婚についての意見

・当事者の68.6%が、「同性婚を法律で認めてほしい」と回答。10代では85.1%、20代では77.8%が同性婚の法制化を望んでいる
・同性パートナーシップ宣誓制度をすでに利用している人の91.5%が、「同性婚を法律で認めてほしい」と回答
・当事者の中での同性婚訴訟の認知度は、66.5%(初調査)
・同性婚を認めてほしい理由で多いのは「社会保障や税制上の不利益の解消のため」「平等な社会の実現のため」「診療場面で家族と認めてもらうため」(初調査)

学校生活における課題

・10代当事者の38.8%が、「いじめ被害の経験あり」と回答(2016年調査 49.4%、2019年調査47.4%)
・いじめ被害経験者およびネガティヴライフイベント経験者(※3)のうち、68.6%は「自身のいじめ被害を知っている人・目撃している人がいた」と答える一方(2019年調査(※4)76.9%)、「助けてくれる人・かばってくれる人がいた」と答える割合は26.6%に留まる(2019年調査36.7%)
・当事者の24.2%が「特に用事がないのに保健室へ行ったこと」があると回答。10代当事者では32.9%と若年層であるほど割合が高くなる

職場環境における課題

・当事者の69.9%が、「職場や学校で差別的な発言を見聞きした経験がある」と回答(2016年調査71.7%、2019年調査 79.6%)
・ 職場や学校で友人や同僚にカミングアウトしている人の割合は28.1%(2016年調査 27.7%、2019年調査 31.9%)。10代は40.1%がカミングアウトしているが、50代以上では16.0%の割合となった
・職場や学校で一番初めにカミングアウトした年齢の平均は24.3歳
・カミングアウト率が高いのは、トランスジェンダーやレズビアン。カミングアウト率が低いのは、ゲイやバイセクシュアル男性

その他の意見

・当事者のうち71.5%がSNS等で「1年以内にLGBTQに関して差別的な発言を見聞きしたことがある」と回答し、10代の当事者では85.5%にのぼった(初調査)
・当事者の27.9%が親へのカミングアウトをしている(2016年調査 22.0%、2019年調査 26.9%)
・当事者の21.7%が、「アウティングされた経験がある」と回答(2019年調査 25.1%)
・いずれのセクシュアリティにおいてもアウティングされた経験があることがみられたが、トランスジェンダーにおいてはより顕著な結果になった
・MTF(※1)の33.8%、FTM(※2)の43.7%が、「体調不良でも医療機関に行くことを我慢した経験がある」と回答
・当事者の20.4%がひきこもりの経験があると回答(初調査)

※1:Male to Femaleの略。男性として出生し、性自認が女性
※2:Female to Maleの略。女性として出生し、性自認が男性
※3:ネガティヴライフイベント経験者は、学校生活(小・中・高)で「持ち物を隠されたり、壊されたりしたこと」、「『女(男)らしくない』『おかま』『ホモ』『レズ』などといわれたこと」、「無視や仲間はずしにされたこと」、「なぐる、蹴る、大声でどなる、おどすなどの行為をされたこと」、「無理やり服を脱がされたこと」、「インターネットやSNSでいやがらせをされたこと」を経験したと回答した人
※4:2019年調査では「いじめ被害経験者」のみを対象

出典/宝塚大学看護学部日高教授 第3回LGBTQ当事者の意識調査(ライフネット生命委託調査)

関連情報
https://www.lifenet-seimei.co.jp/

構成/清水眞希

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