インテリアになる “流木エアプランツ” の作り方
“流木エアプランツ” は、土に植える必要がなく、根から水分を吸収しないエアプランツの特性を活かしたインテリアアイテムです。
インテリアショップなどでも販売されていますが、実はDIYでもカンタンに作ることができます。今回は100円ショップのエアプランツとグルーガン、拾ってきた流木で制作していきます。
【材料・道具】
● エアプランツ
● 乾燥させた流木
● グルーガン(瞬間接着剤などで代用可)
● やすりや彫刻刀など(なくても可)
● ハンギングする場合はワイヤーやひも
エアプランツはダイソーで1つ税込330円で販売されていたもの。左が「チランジア・ブラキカウロス」、右が「チランジア・カプトメデューサ」という品種です。
売り場には他にもいくつかの品種がありました。
念のため前日の夜のうちにソーキングをして、ピンと張りのある元気な状態にしています。
流木は以前海辺で拾ったものなので0円です!
グルーガンはダイソーで税込220円、グルースティックは同じくダイソーで税込110円で売られています。
グルーガンが無いときは瞬間接着剤などで代用可能ですが、接着後はスプレーで水やりをすることになるので耐水性があるものを使ってください。
【作り方】
※グルーガンの先端や溶けたグルーは高温になるため、使用の際は火傷にご注意ください。
(1)エアプランツを接着する場所を決める
まずはどんな仕上がりにしたいかイメージするために乗せてみましょう。
(2)やすりで流木に窪みを作る
接着するときに安定しやすいのと、グルーガンが流れ出ないように窪みを作ります。もしなくても上手に接着できるという人はこの工程はナシでも大丈夫です。
ちなみにやすりに使っているのは過去のDIME本誌の付録ですが、このくらいの流木なら難なく削れるので重宝しています。
貫通させる必要はなく、窪みがエアプランツが乗るくらいのサイズになればOKです。
(3)グルーガンを使って流木の窪みに溶かしたグルーを入れる
熱で溶かしたグルーを窪みに入れていきます。
多すぎると溢れて垂れてきてしまうので、表面ギリギリくらいが良いと思います。
(4)グルーの上からエアプランツを優しく押しあてる
強く押しすぎるとエアプランツが潰れてしまうので、あくまで補助するようなイメージで優しくおさえましょう。
ちなみに、エアプランツの根は伸びてくると自然と近くのものに巻きついて着生することがあるので、それを期待して今回根の部分は避けて接着しています。
(根の部分を直接接着してしまっても生育には問題ないといわれています。)
根が伸びるか伸びないかは運次第なところもあり、根が伸びないからといってエアプランツが弱っていたり、成長しないわけではありません。
(5)グルーが乾いて固定されたら完成
通常なら2~3分程度で固まりますが、5分程度は動かさずにおいておくと安心です。
しっかり乾いたら、インテリアとして使える流木エアプランツの完成です!
テレビの横や窓枠など、ちょっとしたスペースでも気軽にグリーンを飾れるのが良いですね。
ハンギンググリーンにしたい場合は、ワイヤーやひもなどをつけて吊りましょう。完全に固定されていれば落ちてくることもないので、上下左右好きな向きでディスプレイできます。
バランスを見ながら丁寧に仕上げるよりも、ちょっとラフに結んでサッと吊ってあるくらいが男前インテリアにはよく合うと思います。
小さなジオラマ人形や、カラーストーンなどを一緒につけてもカワイイです。今の時期なら、クリスマスのマスコットやミニツリーなんかと一緒に飾るのも良いですね。
制作にかかった時間は15分程度で、乾燥時間を入れない実際の作業時間はものの10分程度でした。作業工程も少なく、思いのほかカンタンでおしゃれに見えるのでぜひ試してみてください。
注意点として、流木に接着したエアプランツをソーキングする場合はエアプランツの部分だけ上手く水に浸けるか、浸けた後にしっかりと乾燥させるようにしてください。流木が長く湿った状態のままだと設置部分に湿気がこもり、エアプランツが弱ってしまうことがあります。設置部分だけ冷風ドライヤーで乾かしてあげるのも良いと思います。
※エアプランツは植物なので、この方法なら絶対に枯れないということではありません。置く場所の環境や管理方法、もともとの株の具合などによっても生育状態が変わってきます。