8割以上が「普段から薄毛対策はしていない」
以上のような薄毛に対して、普段はどのような対策を行なっているのか?
まず、「普段から薄毛対策をしていますか?」と質問したところ、『あまりしていない(33.2%)』『まったくしていない(49.1%)』と、実に8割以上が普段から薄毛対策を行なっていないことが判明した。
5人中4人が普段から対策はしていないと回答する結果となったが、一方で対策をしていると回答した人はどのような対策をしているのか。
前の質問で『まったくしていない』と回答した人以外(516人)に、「薄毛対策にどのようなことをしていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『食生活の改善(41.1%)』という回答が最も多く、次いで『育毛剤・発毛剤を使う(24.8%)』『専用シャンプー・リンスを使う(18.8%)』『サプリメントの摂取(7.4%)』『専門機関(クリニックなど)での治療(1.7%)』と続いた。
食生活の改善が最多で、必要な栄養素を十分に摂ることによる薄毛対策が多い傾向が見受けられる。
■7割以上が薄毛対策の効果をあまり感じていない
実際、このような薄毛対策を行った結果、どのくらいの人が効果を実感できたのか。
「対策の結果、どのくらい効果を感じましたか?」と質問したところ、『あまり感じなかった(57.6%)』『まったく感じなかった(14.1%)』と7割以上の方が効果を感じていないことが明らかになった。
薄毛対策に必要なものは? どんな生活習慣を心がけるべきなのか
薄毛対策を行っても7割以上が効果を感じられないようだが、もしかしたら正しい対策ができていないケースが多いのかもしれない。
薄毛対策で最も重要なのは、どのようなことだと考えているのだろうか。
そこで、「薄毛対策に重要だと思うことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ストレス解消(74.0%)』と回答した人が最も多く、次いで『食生活の改善(60.0%)』『睡眠不足解消(51.3%)』『育毛剤・発毛剤の使用(30.0%)』『専用シャンプー・リンスの使用(25.5%)』と続いた。
「食生活の改善」「睡眠不足解消」といった生活習慣の改善も、薄毛対策には必要だと考えられているようだが、先ほどの「薄毛が進行する原因」として多かった「ストレス」の解消が重要であると感じている人が多いようだ。
そもそも髪の毛は頭皮の毛細血管から運ばれてきた栄養成分によって作られる。
そのため、髪の毛を作るために必要な栄養成分や大豆イソフラボンの摂取といった食生活の改善も、欠かすことはできないだろう。
■調査結果まとめ〜外側からだけでなく、内側からの食事改善を
今回の調査で、6割以上の人が「秋は抜け毛が増える」と感じていることがわかった。
その原因は、一般的に夏の強い紫外線の影響や汗などによる頭皮へのダメージが表面化する季節だから、と言われている。
薄毛対策は普段からしっかりと行なうのが理想ではあるが、実際には薄毛対策を普段行っている人は少なく、行なっていてもあまり効果を実感できていない人が多いことも明らかになった。
人それぞれ、生活環境や食習慣には違いがあるが、そもそも私たちの身体は毛細血管を伝わって身体中に運ばれてくる栄養成分によって作られている。
そのため、必要な栄養成分を摂取することが健やかな美しさのためには必要だ。
よく言われるのがイソフラボン(エクオール)といった成分で、日本人にとって大豆は馴染み深いものだが、ザクロなどにも豊富に含まれている。
薄毛の原因は何なのか、しっかり理解したうえで正しい対策を行なうことが重要になる。
調査概要/「秋の女性の毛髪事情」に関する調査
調査日/2023年10月11日(水)
調査方法/インターネット調査
調査人数/1014人
調査対象/調査回答時に更年期の女性(45~55歳の女性)であると回答したモニター
モニター提供元/ゼネラルリサーチ
関連情報
https://www.kotohogi.co.jp/shohin-joho/zakuro.html
構成/清水眞希