DIME MAGAZINE
連載／山田美保子の「ギョーカイ裏トレンド図鑑」
つい最近、ネイルサロンを変えた。きっかけは、8月、婦人科系の手術をするにあたり、久しぶりにジェルネイルをオフし、地爪になったこと。併せて、まつエクも全て外したのだが、そのためにサロンに予約を入れ、ケアをしてもらい、術後また、爪やまつげを元に戻す（いや、どっちが元だかわからないが）というのは、けっこうな労力だった。
元フジテレビアナウンサー・坂野尚子さんが手掛ける多幸感を届けるネイルサロンを初体験
果たして新たに選んだネイルサロンは、元フジテレビアナウンサーの坂野尚子さん（旧姓・土井）が代表を務める『ネイルクイック』だ。
坂野さんはフジテレビ退社後、1989年、NYのコロンビア大学のビジネススクール（経営学修士課程）MBA習得、1994年に「株式会社キャリア戦略研究所」を企業。1996年に『ザ・クイック』、2005年に社名を『ノンストレス』に変更し、文字通り、スピーディにストレスなく施術が受けられる全国展開のネイルサロン『ネイルクイック』とその姉妹店『ネイルパフェ』『スパネイル』を経営している。
■合理的でアイディアが詰まったサロン
店内の様子
多忙なエグゼクティブキャリアウーマンである坂野さんだからこそ、爪を美しく整え、ケアし、ネイルを施したときにこそ味わえる多幸感を多くの人に実感してほしいと考えたのだろう。『ネイルクイック』と姉妹店は、気の利いたアイディアが其処かしこに詰まっているサロンなのである。
30年以上、さまざまなサロンを渡り歩いているが、『ネイルクイック』で初めてネイルチェンジをしたときには目からウロコが何枚も落ちる経験をした。一言で言えば、すごく合理的。ネイルもヘアもエステも“サロン”に優雅なひとときを求める顧客は多いだろうが、複数のサロンをゆっくりハシゴできるような環境にいる人はそうはいないと思う。
■ネイル中に手指を保湿する“グローブ”に感動
『ネイルクイック』で、もっとも感動したのは、オリジナル商品ではないのだが、オススメ商品の「アミノモイストグローブ」だ。
1袋にグローブが2枚、つまり両手分が入っており、内側にアルガンオイルがたっぷり付着していて、ネイルチェンジをする前から仕上げまで、着けておくことができる。
爪を健やかに保ちつつ、手指をしっかり保湿し、マッサージしながら塗り広げると手指のむくみが取れたカンジになるし、手の甲の色がワントーン明るくなって、ツヤも出る（←個人の感想です）。
『ネイルクイック』らしいなぁと思うのは、グローブの5本指の先端をそれぞれハサミでカットして爪を出し、手指の保湿をしながらネイルチェンジができること。
ほかにも、スーパーの水物袋のようなポリ袋を手指に被せて、手首のところで堅結びにする簡易パックをしてもらったことがある。
「足の爪切り、お困りではありませんか？」という一文のパネルを見たことも……。確かに女性でも男性でも、足指の爪切りやケアに悩んでいる方は多いと思うが、ネイルサロンでこのようなアプローチというのはこれまで見たことがなかったので、痒いところに手が届くとはこのことだと感心してしまった。
足といえば、「アミノモイストソックス」もあって、同じく天然ケラチン配合の美容液がソックスの内側にたっぷり付いているので、乾燥した足裏に潤いを与えるだけでなく、爪の弱い方や二枚爪に悩んでいる方の爪を補強し健やかに整えてくれる（←再び個人の感想です）。
『ネイルクイック』の商品で、今冬は潤いある手足を保てそうだ。オススメですよ！
文／山田美保子
1957年、東京生まれ。初等部から大学まで青山学院に学ぶ。ラジオ局のリポーターを経て放送作家として『踊る！さんま御殿!!』（日本テレビ系）他を担当。コラムニストとして月間40本の連載。テレビのコメンテーターや企業のマーケティングアドバイザーなども務めている。
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