12 月1日より正式提供が開始されたMicrosoft Copilot。その個人ユーザー向けの主な機能を、提供に先駆けて開催された説明会の内容をもとに紹介していく。
デバイス上で行なうことすべてにCopilot が貢献
先日開催された Microsoft Igniteで同社CEO のサティア ナデラ氏は、「私たちは Copilot Company である」と宣言した。これはユーザーがパソコンやスマートフォンなどデバイス上で行なうことすべてに Copilot が貢献していくという意思表示だという。
また同社の生成 AI で得られるエクスペリエンスを Microsoft Copilotに統合し、Bing ChatとBing Chat Enterpriseを「Microsoft Copilot」に改称。
個別の製品で利用できる Copilot は、「Copilot in <製品名>」(例: Copilot in Windows)、ファミリ製品およびプラットフォームで利用できる Copilot は「Copilot for <製品名>」(例: Copilot for Microsoft 365) とすることも発表されている。
検索を超えた検索。Copilotを支える技術
OpenAIとのパートナーシップを通して、主に 3 つのテクノロジがCopilotに活用されている。まず 1 つ目はテキストを理解し生成する GPT-4。2 つ目は Codeを理解し生成する力、そして 3 つ目はテキストの入力から画像を生成する DALL-E 。現在最新のDALL-E3 の提供だ。
Copilot は、最新かつ包括的な Bingのインデックスやランキングから、つまりフレッシュで信頼できる情報の中から必要な情報を検出できる点が大きな特徴。
Copilotには、Bingの検索アルゴリズムと、OpenAI の言語モデル GPT-4 を統合した Prometheus という同社独自の技術が組み込まれており、責任ある AI の原則に則って開発されているため安心して利用できる、と同社ではコメントしている。