毎年秋ごろに発売されるiPhoneシリーズとは別に、廉価モデルとして安価な販売価格から人気を博すiPhone SEシリーズ。2023年に最新モデルの発売はなく、現行モデルは2022年春に登場したiPhone SE(第3世代)ですが、これから購入を検討している人もいるでしょう。
本記事では、iPhone SE(第3世代)の特徴を改めて振り返りながら、執筆時点(2023年11月中旬)にて、どのように購入するのがお得なのかといった情報をまとめていきます。
目次
iPhone SEの第2世代、第3世代はMVNOから購入するのがお得?
iPhone SE(第3世代)は、各通信キャリアやApple Storeにて販売中なのに加え、一部MVNO事業者からも販売されています。また、執筆時点ではiPhone SE(第2世代)を継続して取り扱っているMVNO事業者もあるので、より安価な製品を探しているという人には、こちらもおすすめです。
MVNOから販売されているiPhone SEシリーズの場合、一括払いの価格こそ通信キャリア等と大きく差はないものの、MNP割といった割引が適用できるケースが多く、月々の通信費を抑えやすいといったメリットもあります。
第2世代、第3世代のiPhone SEの発売日をおさらい! 現行モデルはいつまで使える?
冒頭でも触れた通り、iPhone SE(第3世代)の発売は2022年春となり、執筆時点でも、発売からおよそ1年半が経過しています。また、前モデルのiPhone SE(第2世代)は2020年春に発売されています。
2023年に配信を開始した「iOS 17」は、iPhone SE(第2世代)、iPhone SE(第3世代)の両方がアップデート対象となっているため、今から購入しても、最新のソフトウエアが利用できることになります。
【参照】iOS 17
来年配信されるであろう、iOS 18以降のソフトウエアに現行のiPhone SEが対応するかは不明ですが、iPhone SE(第2世代)とiPhone SE(第3世代)の両方が同時にアップデート非対応となる可能性は低いと考えられるので、これからiPhone SE(第3世代)を購入するのも、有用な選択肢といえるでしょう。
iPhone SEの第2世代と第3世代にサイズやスペックの違いはある? iPhone SEはなんで安い?
執筆時点でも入手しやすいiPhone SE(第2世代)とiPhone SE(第3世代)。前面にホームボタンを搭載し、背面カメラがシングルレンズという共通のデザインがゆえに、見た目だけでは違いが分かりにくくなっています。
iPhone SE(第3世代)
iPhone SE(第2世代)
両モデルとも、ディスプレイも4.7インチと共通ですが、顕著に違うのは搭載されているCPUの世代。iPhone SE(第2世代)はA13 Bionic(iPhone 11と共通)なのに対し、iPhone SE(第3世代)にはA15 Bionic(iPhone 13と共通)が搭載されています。そのため、2モデルでは処理性能に違いがあるといえます。
また、5G通信に対応しているのはiPhone SE(第3世代)のみとなっています。
iPhone SEシリーズは、発売の約半年前に登場している標準モデルのiPhoneと共通のチップセットを搭載するのが通例。ディスプレイやカメラといった部分でコストカットをしながら、高い処理性能を持つことが、大きな特徴となっています。
iPhone SEの第2世代と第3世代は同じケースが使える?
iPhone SE(第2世代)とiPhone SE(第3世代)のデザインは共通。これはiPhone 8のデザインをもととしているためです。そのため、iPhone SE(第2世代)とiPhone SE(第3世代)には、共通のケースが利用できます。
結局iPhone SEはどこで買うのがお得なの?
では、執筆時点でiPhone SEシリーズを購入するのであれば、どのように購入するのがお得なのでしょうか。
iPhone SEを安く買うなら中古端末がねらい目!? MVNOから中古モデルも買えるって本当?
先にも触れた通り、iPhone SEシリーズはApple Storeや各通信キャリアのほか、一部のMVNOからも販売されています。
【参照】mineo/iPhone SE(第2世代)(64GB)(ガラスコーティング付)
販売価格はまちまちですが、MVNOでは中古のiPhone SEを整備して販売していることもあるため、とにかく端末代金を抑えたいという人におすすめです。例えば、イオンモバイルではiPhone SE(第3世代)の64GBモデル、中古未使用品が、一括5万1480円で販売中となっています。
【参照】イオンモバイル/iPhone SE(第3世代)64GB【中古(未使用品)】
MVNOはiPhone SEを安く買うためのキャンペーンが開催されることも!
上述したmineoやイオンモバイルでのiPhone SEの販売価格は、値下げ等がない場合の基本料金となります。
ただし、MVNO各社では端末の安売りキャンペーンを不定期的に行うことがあります。キャンペーンのタイミングを狙えば、よりお得にiPhone SEシリーズを購入できることもあるので、気になるMVNO事業者のキャンペーン情報は、逐一チェックしておくのがおすすめです。
iPhone SE(第2世代、第3世代)は家電量販店で1円から買える?
街中にあるキャリアショップや家電量販店では、発売から時間が経っているiPhone SEシリーズの〝端末価格〟が1円になっていることがあります。
多くの場合、1円で購入できるのは、該当の通信キャリアにMNPした場合になります。また、通信キャリアの端末返却プログラムに加入することで、月々の端末代金が1円になるキャンペーンを開催していることもあります。
基本的に、端末代金1円や、月々1円といったキャンペーンは、期間限定や在庫のみといった形で開催されているので、見かけた際にはぜひ検討してみてください。
ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイルでは回線契約がなくても端末のみで1円からiPhone SEが買える!?
執筆時点では、各通信キャリアから販売されているスマートフォンは、回線契約がなくても購入することができるようになっています。この場合、端末の返却プログラムに加入することも、基本的には可能となります。
ただし、端末代金1円といったキャンペーンでは、通信回線の乗り換えが割引条件になっていることが多くなっています。そのため、MNPをしないと、端末代金1円といった、大幅な割引は適用できないケースが多くなっています。
いま買えるiPhone SEはSIMロックがかかっていない?
通信キャリアで回線契約をしなくてもスマートフォンの購入ができると紹介しましたが、キャリアから購入したスマートフォンを使う場合、別の回線のSIMだとデータ通信ができなくなる「SIMロック」が気になる人もいるはず。
2021年10月より販売されるスマートフォンでは、SIMロックが原則禁止となっています。そのため、今からiPhone SEを購入する場合、基本的にSIMロックがかかっていない状態となっています。
※データは2023年11月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/F.さとう