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料理における〝映え〟の重要性を実感する超かんたんおつまみ「濃厚映えツナ」

2023.12.05

この酒に高速一瞬!カーツさとうのツマミ教室
第十発目「料理に「映え」って重要なのか? その答えが今出る『濃厚映えツナ』」

 この連載って、いつもまず最初にお酒を決めて、『それに合うツマミを考えました』ってスタイルでやってるでしょ?

 その最初の『お酒』の決め方なんだけど、とっつきやすいようにテレビのCMで宣伝している商品から選ぶことが多いんですよ。でもそうなると、必然的にビールやサワー系が多くなっちゃう。売れ線の商品だもんね。

 でも、日本人として日本酒も選びたいなァ~ってずっと思ってた。そしたら最近、チラホラとCMで見かける日本酒があるじゃないですか。ってことで今回のお酒はそのチラホラCMで見かける日本酒。

 それが『日本盛 生原酒ボトル缶』! その中にも4つのタイプがありまして、それが『本醸造(これは200mlと360mlの容量違いの2タイプあり)』、『純米吟醸』、『大吟醸』、そして『純米大吟醸』。

 そんな中から今回選んだのは『本醸造』。

↑『日本盛 生原酒ボトル缶 本醸造』。希望小売価格・298円でございます。

 だってこの本醸造が価格は一番安いのに、アルコール度数は一番高いんだもん。そりゃアルコールパフォーマンス高いヤツ選んじゃうよ、こちとら大金持ちのボンボンじゃないんだから。おまけにウマイんだ、原酒だけあってグッとくる濃厚さと華やかな香りで、大酒造メーカーが本気で造ったのがビンビンわかる味。

 で、そんな酒に合わせて今回は、またまた5分でできる超簡単ツマミです。なにしろ当連載の原点に立ち返り、包丁も鍋も、調理器具らしい調理器具は一切使わない。せいぜいスプーンくらい。

 そしてここからが重要な点ですが、そんな簡単に作れるのに、お客様にお出ししても、

「なにこれオシャレ~!!」

 といわれる、最近の言葉でいう所の『映え』を重視したツマミ。その名も『濃厚映えツナ』。

秘伝のレシピを大公開

 さっそく材料を紹介。

↑○ツナ缶/今回使ったのはスーパーやコンビニでよく見かける、ちょっと薄べったい缶のヤツ。中身は80gですが、タョしの大きい小さいは蒸ししていい。オイル漬けとノンオイルの2タイプあるけど、これもどっちでも構わない。家に買い置きがあったらそれをどうぞ。
 ○卵/実際使うのは卵黄のみ。あまった白身は、あとで全卵とまぜて、白身多めの卵焼きにでもしてください。
 ○イカの塩辛/使う量は後述しますが、どんなのでもいいからワンパック買っておいて、あまったのは後々、そのま食べても、この料理をまた作ってもご自由に。
 ○ベビースターラーメン/ちょっとしか使わないので、ワタシは100円ショップで4コ100円で売ってた『ベビースターラメン ミニ』ってヤツを使いました。

 以上。で、今回、調理手順は簡単もいいところなので、まぁ洒落た盛り付けをするという所に重点をおいて説明いたします。

↑1/小さめのボールでも小鉢でもいいので、深さのある器に卵黄と卵黄と同量程度のイカの塩辛を入れてスプーンで混ぜる。

 今回の調理の最大の難しい部分は、この卵の卵黄と白身を分ける作業のみといってもいい。普通は卵の殻を使って分けるんだけど、分ける調理器具が100円ショップでも売ってるでそれを買ってください。

 あ、それと分ける際に、分けた白身を入れる容器も必要でしたね。これは適当な小鉢でも使ってください。

↑2/ツナ缶を開けて中の汁を流しに捨てる。本当に料理したことない人に説明しておりますが、汁(オイルの場合もあるでよ)を捨て方は、写真のように、開けた缶のフタ部分を缶の中に押し込んで、そのフタで中身のツナ部分を押さえた状態で缶を斜めにして、汁だけ捨てる。

↑3/平らなお皿(ちょっと大きめがいい)にツナ缶の中身をドーナツ状に盛り、その中央の空いた部分に、1で作った卵黄と塩辛の混ぜたモノを盛る。卵黄と塩辛を混ぜたボールの中には、卵黄と塩辛の液体部分が残ってると思うが、それはボールの中に残しておく。

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