ゲームプレイヤーの中には、手軽に遊べるソシャゲに重きを置く人もいれば、ゲーム専用機でプレイするクオリティーの高いタイトルを好む人もいることだろう。
では、イマドキの小中学生はゲームをするなら、スマホ派と専用機派、どちらが多いのだろうか?
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、関東1都6県の小学生及び中学生とその親を対象に「小中学生のゲーム利用に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
モバイル型でのゲームの利用 小学生6割、中学生7割
小中学生はどのくらいゲームを行っているか、今回は「スマホ(タブレット含む)」と「ゲーム専用機(Nintendo Switchやプレイステーションなど)」で分けて分析した。
図1は小中学生別の利用頻度の結果となる。スマホでゲームをしている人の割合は小学生で6割、中学生で7割にのぼると判明した。また、毎日1時間以上利用している児童の割合は小学生で5人に1人、中学生だと3人に1人となった。
なお、ゲーム専用機を利用している小中学生のうち、ネットに接続している人は7割を超えていた(参考資料2)。
ゲームの利用率 男子が女子より高い
ゲームの利用率を男女別に見たのが図2となる。スマホ・ゲーム専用機問わず、男子の利用が高かった。
小学生は「ゲーム専用機」、中学生になると「スマホ」が多くなる傾向
ゲームを利用している小中学生の利用頻度をもとに「スマホ」「専用ゲーム機」どちらが多いか分析した結果が図3だ。小学生は「ゲーム専用機」、中学生になると「スマホ」が多くなる傾向となった。
これはゲーム専用機の利用率は学年であまり変化していない(参考資料1)のに対し、スマホの所有率は学年が上がると大きく上昇していることが関連している傾向が見られる。
図3. 【小中学生】スマホとゲーム専用機の利用頻度が高い割合
●参考資料1
※ゲーム専用機を利用している人が対象
<調査概要>
調査方法:訪問留置調査
調査対象:関東1都6県・小学生及び中学生とその親
回答数:600
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期:2022年11月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい