テレワークの普及で働く場所を自由に選べるようになってきたことで、自然豊かで住心地のいい場所に拠点を移してみたいと考える人も多いのではないだろうか。そんな人におすすめなのが、豊かな自然をたたえ都会へのアクセスも良好な東北地方だ。
大東建託は、東北(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)居住の20歳以上の男女、49,690名を対象に過去最大級の居住満足度調査を実施、「街の幸福度 & 住み続けたい街ランキング2023<東北版>」として集計したので、結果をお伝えしよう。
街の幸福度1位は「青森県上北郡おいらせ町」
1位は青森県上北郡おいらせ町で、昨年6位からのランクアップ。豊かな自然環境はもちろん、交通・生活利便性も高く大型商業施設やスーパー等が進出しているため、高い子育て世代に最適なベッドタウンである。
2位は、昨年1位だった青森県南津軽郡藤崎町が獲得。藤崎町は、青森県南に位置し、比較的雪が少ない住みやすい地域だ。
3位は宮城県富谷市で、「住みここち」「住み続けたい街」「街に誇りがある」1位、「街に愛着がある」2位と各ランキングで高い評価を得ている。町民アンケートにおいても、「町内に住み続けたい」と回答した人が9割を占めているのどかで住みよい街だ。
トップ3の街は、いずれも偏差値70台の極めて高い評価を得ている。またトップ10のうち7自治体は、宮城県の自治体であった。街の幸福度が高い自治体の他の因子は以下のような結果に。
住み続けたい街1位は3年連続で宮城県富谷市!2位山形県東根市、3位山形県飽海郡遊佐町
住み続けたい街では宮城県富谷市が、唯一偏差値70台の高い評価を得て3年連続で1位となった。仙台市の北に位置する富谷市は、豊かな住環境・自然環境が整っており、「住みここち」「街に誇りがある」でも1位など、各ランキングで高評価を得ている。
2位は山形県東根市で、昨年7位から順位を上げた。東根市は、さくらんぼをはじめとした四季折々の果物が豊富な「果樹王国」でもある。
3位は山形県飽海郡遊佐町で、昨年は累計回答数が50名未満でランキング集計対象外だった街で、「街に愛着がある」1位、「街に誇りがある」3位となっている。町のシンボルである鳥海山の伏流水がまちの至る所に湧き水として現れることも魅力の一つ。
住み続けたい自治体の他の因子は以下のような結果に。
1位の宮城県富谷市は偏差値70台と極めて高い評価、2位~20位は偏差値が60台と相対的に高い評価を得ていた。
トップ20内では、18位に秋田県山本郡三種町(昨年22位)、20位に青森県南津軽郡藤崎町(昨年44位)が新たにランクインしている。
調査概要
調査方法:株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者: 東北(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)居住の20歳以上の男女、49,690名を対象に集計。
調査期間
2023年2月17日(金)~3月15日(水): 2023年調査(回答者数: 12,874名)
2022年3月8日(火)~3月29日(火): 2022年調査(回答者数: 11,954名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火): 2021年調査(回答者数: 10,217名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金): 2020年調査(回答者数: 9,886名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月): 2019年調査(回答者数: 4,759名)
計49,690名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/Ara