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Excelのシート保護を解除する方法|パスワード忘れや解除できない時の対処法【Windows/Mac/Web版対応】

2026.05.15

Excelのシート保護を解除したいのに、操作箇所が分からず作業が止まってしまった経験はないでしょうか。シート保護はデータの誤編集を防ぐ便利な機能ですが、いざ解除するとなると「校閲タブから解除できない」「パスワードを忘れてしまった」「読み取り専用との違いがよく分からない」など、つまずきポイントが多い機能でもあります。本記事では、Excelのシート保護を解除する4つの方法を、Windows・Mac・Web版それぞれの違いを交えて解説。さらに、パスワードを忘れた場合の対処法や、解除できないときのトラブルシューティング、よくある質問までを網羅しました。Microsoft 365・Excel 2021の最新仕様に合わせて記載しているので、お手元のExcelですぐに実践いただけます。

目次

Excelのシート保護を解除したいのに、操作箇所が分からず作業が止まってしまった経験はないでしょうか。シート保護はデータの誤編集を防ぐ便利な機能ですが、いざ解除するとなると「校閲タブから解除できない」「パスワードを忘れてしまった」「読み取り専用との違いがよく分からない」など、つまずきポイントが多い機能でもあります。本記事では、Excelのシート保護を解除する4つの方法を、Windows・Mac・Web版それぞれの違いを交えて解説。さらに、パスワードを忘れた場合の対処法や、解除できないときのトラブルシューティング、よくある質問までを網羅しました。Microsoft 365・Excel 2021の最新仕様に合わせて記載しているので、お手元のExcelですぐに実践いただけます。

知っておきたいExcelの3つの「保護」の違い

Excelで「保護がかかっていて編集できない」と感じたとき、まず押さえておきたいのが、Excelには性質の異なる3種類の保護機能があるという点です。どの保護がかかっているのかによって、解除する場所も操作も変わります。

3つの保護機能の違いを一覧で整理しました。

保護の種類制限される範囲解除する場所パスワード
シートの保護シート内のセル編集・書式変更など校閲タブ/ホームタブ/ファイル情報任意
ブックの保護シートの追加・削除・名前変更・並べ替え校閲タブ任意
ファイル全体の暗号化ファイルを開く操作そのものファイル→情報→ブックの保護必須

シートの保護は「セルの中身を守る」機能、ブックの保護は「シートの構成を守る」機能、ファイル全体の暗号化は「ファイルを誰にも開かせない」機能と覚えると整理しやすいです。

なお、これらと混同されやすい機能に「読み取り専用」があります。読み取り専用は推奨ダイアログを出すだけで、編集自体を強制的に止めるものではないため、上記3種類とは別物として扱います。読み取り専用の解除はファイルのプロパティから行います。ご自身が解除したいのがどの保護なのかを最初に見極めると、その後の手順がスムーズに進みます。なお、シート保護以外の「解除系」の操作で迷われている方は、エクセルのテーブル解除エクセルのプルダウン解除も併せて参考にしてください。

参考:Microsoft サポート「ワークシートを保護する」

シート保護を解除する4つの方法

ここからは、最も検索ニーズの多い「シート保護の解除」について、4つのルートを順に解説します。結論からお伝えすると、迷ったときは校閲タブからの解除(方法1)が最も基本で確実です。ホームタブやファイルメニューからの解除は、画面が狭い場合や複数シートの保護状況をまとめて確認したい場合の使い分けと考えてください。なお、いずれの方法もパスワードが設定されている場合はパスワード入力が必要です。

校閲タブから解除する(最も基本的な方法)

最も標準的な方法は、校閲タブから解除するルートです。

  1. シート保護を解除したいシートを開く
  2. 上部メニューの「校閲」タブをクリックする
  3. 「保護」グループの中の「シート保護の解除」をクリックする
  4. パスワードが設定されている場合は入力画面が表示されるので、パスワードを入力して「OK」をクリックする

パスワードを正しく入力すると、シートタブにあった鍵マークが消え、編集できる状態になります。Mac版でも校閲タブから同じ手順で解除可能です。

ホームタブの「書式」から解除する

校閲タブを使わずに、ホームタブからも解除できます。校閲タブが画面に出ていない狭い画面サイズで作業しているときに便利です。

  1. 「ホーム」タブをクリックする
  2. 「セル」グループの中にある「書式」をクリックする
  3. メニュー下部の「シート保護の解除」をクリックする
  4. パスワードを入力して「OK」をクリックする

ファイル→情報から解除する

ファイル全体の状態を確認したい場合は、ファイルメニュー経由のルートが便利です。複数シートに保護がかかっているときに、保護されているシート名が一覧表示されるという利点があります。

  1. 「ファイル」タブをクリックする
  2. 左側メニューから「情報」を選ぶ
  3. 「ブックの保護」の項目に保護されているシートが一覧表示されるので、解除したいシートの「保護解除」をクリックする
  4. パスワードを入力して「OK」をクリックする

ショートカットキーで解除する(Windows)

キーボード操作で素早く解除したい場合は、アクセスキーを使う方法があります。Windows版で利用できる代表的なアクセスキーは以下の2種類です。

  • 校閲タブ経由:Alt → R → P → S を順に押す
  • 旧メニュー経由:Alt → T → P → P を順に押す(同時押しではなく順番に押す)

なお、Mac版Excelには標準のショートカットキーは割り当てられていません。Macユーザーは前述の校閲タブやホームタブから解除する方法を使うのが確実です。

バージョン別の注意点

主要バージョンでの違いをまとめると以下のとおりです。

  • Microsoft 365:上記いずれの方法も利用可能
  • Excel 2021:Microsoft 365と同等の操作感で利用可能
  • Web版(Microsoft 365 for the Web):閲覧は可能ですが、シート保護の解除機能には制限があり、デスクトップ版で開いて解除するのが確実
  • Mac版:校閲タブとホームタブからの解除に対応(ショートカットは非対応)

Excelのブック保護を解除する方法

ブックの保護はシートの追加・削除・順序変更などの構成操作を制限する機能で、解除手順は以下のとおりです。

  1. 上部メニューから「校閲」タブをクリックする
  2. 「保護」グループの「ブックの保護」をクリックする
  3. パスワードが設定されている場合は入力画面が表示されるので、パスワードを入力して「OK」をクリックする

シート見出しの右側にある「+」マーク(新しいシート追加ボタン)が薄いグレーから通常の表示に戻れば、ブック保護が正常に解除されています。シートタブを右クリックしたときの「挿入」「削除」「名前の変更」などの項目が選択可能になっていることでも確認できます。

ブック保護とシート保護は別物なので、シートを編集したいだけなら本来不要な操作です。ただし、ブック保護がかかっていることで間接的にシート保護解除のボタンが押せなくなるケースもあるため、後述のトラブルシューティングと併せて確認してください。

参考:Microsoft サポート「保護されたワークシートで特定の範囲をロックまたはロック解除する」

Excelファイル全体(暗号化)の保護を解除する方法

ファイル自体にパスワードがかかっていて開けない、もしくは開くたびにパスワードを求められるケースの解除手順です。Microsoftの正式な機能名は「パスワードを使用して暗号化」です。

Windows版の解除手順(ファイルを開くパスワード)

  1. 暗号化されたExcelファイルを開く(初回はパスワード入力が必要)
  2. 「ファイル」タブをクリックする
  3. 左側メニューから「情報」を選ぶ
  4. 「ブックの保護」をクリックする
  5. 「パスワードを使用して暗号化」をクリックする
  6. 表示されたパスワード欄を空欄にして「OK」をクリックする
  7. ファイルを上書き保存する

書き込みパスワードを解除する場合

書き込みパスワード」(編集を制限するパスワード)が設定されている場合は、別の経路で解除します。

  1. ファイルを開いた状態でF12キーを押し、「名前を付けて保存」画面を開く
  2. 画面下部の「ツール」をクリックし、「全般オプション」を選ぶ
  3. 「書き込みパスワード」欄の伏字(*印)を削除する
  4. 「OK」をクリックし、上書き保存する

Mac版での操作

Mac版Excelでは、「ファイル」メニュー→「パスワード」から同様の解除が可能です。なお、Mac版Excelのパスワード長は15文字までという制限があるため、Windows版で16文字以上のパスワードがかけられたファイルはMacでは開けない点に注意してください。

Excelを中心に、業務効率化やデータ整理の考え方を研究・発信。関数や機能を“丸暗記させない”ことを大切にし、「なぜそうなるのか」「どう使い分けるのか」をやさしく解説する編集プロダクション。Excelが苦手だった人でも、明日から使える実践的なノウハウを届けます。

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