筆者は、スマホの画面の見過ぎで目を傷めてから、電車に乗った時は努めて読書をすることにしている。
これまではバックパックに数冊を無造作に突っ込んでいたが、真新しい本が帰宅時にはヨレヨレになっているのを見て、本好きとしてはなんだか悲しい気持ちになる。そこで、ブックカバーを買い求めることにした。
ブックカバーといってもピンキリで、高いものでは高級レザー製で1万円近くというものもある。さすがにそこまでのこだわりはない筆者は、ダイソーのブックカバーをいくつか見繕って、使ってみた。今回は、その使用感などをレビューしてみたい。
コスパ重視で何枚も必要なら「クリアブックカバー」
「とにかく枚数が欲しい」という視点では、このブックカバーで決まり。ポリプロピレン製の透明な薄い素材で、文庫、新書、A5版、B5版、A4版に対応した全5サイズあり、8~12枚入りとなっている。
使い方は、本の表紙・裏表紙をブックカバーの両袖にくぐらせるだけかと思ったら、少し違った。右の袖に、縦一直線にシールがついており、まずこちらの側に表紙をくぐらせる。それから、反対側の袖に裏表紙をくぐらせる。最後にシールの保護カバーを外して、右の袖を貼り合わせる。こうすることで、やや厚めの本でも無理なくブックカバーに収めることができるという、ちょっとした仕掛けだ。
当初、「こんなペラペラの素材でブックカバーとしての役割を果たすかな」という心配はちょっとあった。だが、実際に使ってみると、バックパックの中で表紙が折れたりすることはなく、役目はちゃんと果たしてくれた。ただ、電車の中で読んでる時に、外の光が反射して周囲に悪目立ちすることがあるのが、ちょっと気にかかった。
■商品詳細
商品名:クリアブックカバー
価格:110円
原産国:タイ
材質:ポリプロピレン
種類および商品サイズ:
文庫サイズ(12枚入り、横10.7cm×縦15.3cm)
新書サイズ(10枚入り、横18.1cm×縦31cm)
A5版(12枚入り、横14.8cm×縦21.1cm)
B5版(12枚入り、横26.1cm×縦48cm)
A4版(8枚入り、横30.1cm×縦54cm)
商品ページ(文庫版):https://jp.daisonet.com/collections/stationery0221/products/4549131114478
ワンランク上を求めるなら「厚手 軟質クリアブックカバー」
筆者が、「クリアブックカバー」で気になったテカリを抑えたのがこちら。より厚みがあり、手触りが良く、よりしっかりと保護してくれる。
サイズは、文庫サイズ、新書/コミック本サイズ、参考書/マンガ本サイズ、教科書(A5)サイズ、週刊誌(B5)サイズの5種類。「コミック本」と「マンガ本」があってまぎらわしいが、前者は横18.4cm×縦25cm、後者は横15cm×縦24cmとサイズが異なる。いずれも2枚入りで110円。
カバーの取り付け方は、本の表紙・裏表紙を袖に差し入れるシンプルなかたち。本の紙の厚さにもよるが、分厚いものは収まらないので注意。
■商品詳細
商品名:厚手 軟質クリアブックカバー
価格:110円
原産国:中国
材質:塩化ビニール樹脂
種類および商品サイズ:
文庫サイズ(横15.7cm×縦23.2cm)
新書/コミック本サイズ(横18.4cm×縦25cm)
参考書/マンガ本サイズ(横15cm×縦24cm)
教科書(A5)サイズ(横22.3cm×縦31.8cm)
週刊誌(B5)サイズ(横26.5cm×縦38.9cm)
商品ページ(参考書/マンガ本サイズ):https://jp.daisonet.com/collections/stationery0221/products/4549131147629
110円ながら高級感を醸し出す「ブックカバー(新書本)」
クオリティを求めるなら、こちらが断然おすすめ。素材は塩化ビニール樹脂であるものの、一見して合皮かと思え、質感や触り心地も申し分ない。これで110円なのだから恐れ入るレベル。新書サイズのほかに文庫サイズがあり、カラーはブラウン、ブラック、クリーム色、ブルーから選べる。
右の袖側にはバンドがあって、裏表紙はここに差し入れる。袖は、読んでいる途中のページに挟んでブックマークとして使えてちょっと便利。
■商品詳細
商品名:ブックカバー(新書本)
価格:110円
原産国:中国
材質:塩化ビニール樹脂
商品サイズ:新書本サイズは横18.5cm×縦32.7cm、文庫本サイズは横16.2cm×縦31.6cm
種類:ブラウン、ブラック、クリーム色、ブルー
商品ページ(新書本):https://jp.daisonet.com/collections/stationery0221/products/4549892199707
撮影・文/鈴木拓也