DIYに使う木材といえば、サイズ・種類が豊富なホームセンターが独壇場であった。それは今も変わらないが、最近は100円ショップも品揃えを増やしており、ちょっとした木工ならほぼそこで事足りるほどになっている。
特にダイソーは、一般的な板材だけでなく立方体や丸棒などラインナップが充実しており、他の100円ショップを凌ぐ。そこで今回は、今注目のダイソーの木材をピックアップして紹介しよう。
目次
手のひらサイズの「工作材料 立方体」、「工作材料 直方体」
ダイソーの各木材は、アルファベットで類別がなされている。「P」シリーズは、ミニサイズの立方体や直方体。いずれも網袋入りで販売されている。
素材は中国産の桐。強度は劣るものの、軽くて湿気を帯びにくく、加工は容易などメリットの多い木材だ。
普通であれば、こうした素材を1個単位で買うのはコスパがいいとはいえない。しかし、ホームセンターでは数百円するものが、ここでは110円というのは、やはりお買い得感はある。日曜大工の際に、あるいは子どもの工作材料として、少数欲しいというニーズを満たしてくれるのは素直に嬉しい。
■商品詳細
商品名:工作材料 立方体(または直方体)
価格:110円
原産国:中国
材質:桐
商品サイズおよび種類:「立方体60×60×60mm」(1個入り)、「立方体30mm×30mm×30mm」(8個入り)、「直方体60mm×30mm×15mm」(8個入り)など
商品ページ(P-3):https://jp.daisonet.com/products/4526324060163
木工に幅広く活用できる「工作材料 板材」
棚や壁面収納など、DIYにおいて主役級に活用する板材。ダイソーでは、様々なサイズの板材があり、「B-数字」の符号がついている。例えば「B-7」は、長さ400mm×厚さ12mm×幅90mmの桐の無垢材。
無垢材ゆえに、購入した時点でわずかな反り(歪み)が生じていることもあるが、許容レベルだ。これが気になる場合、店で各商品をよく見て選んだ方がいいだろう。長さは長くても600mmなので、DIYで作るものに間に合うかも要確認。
■商品詳細
商品名:工作材料 板材
価格:110円
原産国:中国
材質:桐
商品サイズおよび:種類:「400mm×12mm×90mm」のほかに「400mm×9mm×150mm」「400mm×9mm×200mm」など
商品ページ(B-7):https://jp.daisonet.com/products/4526324060637
建材として古くからなじみの深い「ヒノキ工作板」も
桐の板材よりサイズは小さいが、ヒノキの工作材も販売されている。ヒノキは、古来より寺社建築にも用いられた優良建材。耐久性の高さなどから、今も木材住宅の素材として重宝されている。
ダイソーのヒノキ工作板は、日本産のヒノキ間伐材を切り出したもの。間伐材イコール質が低いというわけではないが、節(ふし)が多めの印象で、小さな凹みがあったりもする。
この点さえ気にならなければ、DIYの棚板製作などに利用できるだろう。現時点ではDD-006~DD-009の品番の4種類が販売されている。
■商品詳細
商品名:ヒノキ工作板
価格:110円
原産国:日本
材質:ヒノキ
商品サイズおよび種類:「7cm×45cm×1cm」「10cm×30cm×1cm」「8.9cm×22cm×1.9cm」「8.9cm×11cm×3.8cm」の4種類
商品ページ(DD-006):https://jp.daisonet.com/products/4580321533884
様々な幅・厚みが揃う「工作材料 角棒」
ちょっとした小物の製作に欠かせない角棒も、ダイソーでは豊富に揃っている。基本的に長さは450mmで統一(1種類だけ900mm)されており、幅・厚みでバリエーションをもたせている。
数店を見て回ったかぎりでは、質にばらつきはなく、どれもDIYの素材として好適な印象を受ける。ただし、柔らかい桐材なので、細いものは強度の点で注意が必要だ。
■商品詳細
商品名:工作材料 角棒
価格:110円
原産国:中国
材質:桐
商品サイズおよび種類:「450mm×15mm×15mm」、「450mm×6mm×6mm」(3本入り)、「450mm×30mm×30mm」など
商品ページ(S-8):https://jp.daisonet.com/products/4526324063645