入浴中「ぼーっとする」人と「考える」人どっちが多い?
入浴中にどんなことをしているかを聞くと、最も割合が高かったのは「何も考えずにぼーっとする」の40.2%であった。しかし、2位はそれと真逆のように感じる「考え事をする」(20.6%)。
入浴する理由では、「1人の時間を作るため」と回答したのは7.0%と決して高くない割合であったが、1人だからこそ、ぼーっとすることも、考え事をすることも可能なのではないだろうか。
3位以下は「風呂場の掃除」(13.2%)、「歯みがき」(10.8%)と続く。ただ、「髭剃り」は男性に限れば20.6%で、「何も考えずにぼーっとする」に続く2位、女性では「ムダ毛の処理」が14.2%で、「風呂場の掃除」に続く4位となった。
また、全体で見ると「スマホやパソコン・タブレットを見る」(4.5%)、「音楽を聴く」(3.5%)、「テレビ以外の映像コンテンツを見る(YouTubeなど)」(2.6%)といった項目は割合が低いのだが、20代だと、「スマホやパソコン・タブレットを見る」が12.0%、「テレビ以外の映像コンテンツを見る(YouTubeなど)」が10.1%、「音楽を聴く」が9.5%と、割合が跳ね上がっている。
シャワーを浴びるときや湯船につかるとき、スマホやタブレットなどを持ち込むか聞いたところ、湯船につかるときに「いつも持ち込む」と回答したのは7.0%、「ときどき持ち込むことがある」が6.0%で、シャワーを浴びるときに「いつも持ち込む」は4.8%、「ときどき持ち込むことがある」は4.4%で、合計でも1割前後であった。
しかし、20代を見ると、湯船につかるとき、「男性・20代」は21.1%、「女性・20代」は26.8%が「いつも持ち込む」と回答していて、シャワーを浴びるときはそれより低いものの、それぞれ19.1%、18.3%とほかの年代と比べて圧倒的に高い割合に。
入浴中、「スマホやパソコン・タブレットを見る」などの割合が高かった「図表5」の結果もうなずける。
湯船につかる場合、「女性・20代」は19.5%が「ときどき持ち込むことがある」と回答しているため、「いつも持ち込む」と合計すると46.3%になり、浴室にスマホなどを持ち込む人と持ち込まない人がほぼ半々になっていた。
引越し先に「浴槽は必要」が大半を占める
夏を除けば、半数以上の人がシャワーだけでなく湯船につかるという結果であったが(図表1)、今後引っ越すとして、引越し先の家に浴槽が必要かどうかを聞くと、「必要ではない」と回答した人の割合は5.7%で、「必要」が85.7%、「あってもなくてもいい」は8.6%という結果に。
「必要」と回答した人の割合は、「男性・30代」を除けば、男女とも、年齢が上になるほど高くなっている。
「必要ではない」と答えた人にその理由を聞くと、「特に理由はない」(58.3%)という人が半数を超えていたが、それに次いで「家で湯船につかることがないから」(25.4%)、「水道代が高くなるから」(12.7%)が続いた。