冷え込みが本格化してきた昨今、温かいお風呂がひときわ気持ちいい季節になった。
プラネットは、消費財や暮らしにまつわるトピックスを届ける 『Fromプラネット』の第213号として、入浴に関する意識調査の結果を公開した。
入浴時間は「15分程度」が最多!若い人は湯船につかる割合が低い傾向
まず、季節ごとに湯船につかることが多いか、シャワーで済ませることが多いかを聞いたところ、湯船につかる割合は、夏は低く冬は高くなっていた。
男女で比べると、同年代の男性より女性のほうが湯船につかる割合が高く、また、年代が上になるほど湯船につかる割合が高い傾向が見てとれる。
結果、「冬に毎回湯船につかる」という人の割合は、20代男女が52.2%であるのに対して、70代以上の男女は84.8%と大きな差がついていた。
今回の調査で目を引くのが「男性・20代」「男性・30代」「男性・40代」の湯船につかる割合だ。
年間を通じて、「男性・30代」は「男性・20代」より湯船につかる割合が低く、「男性・40代」は「男性・50代」より割合が高くなっている。このような傾向は女性の場合、夏を除いて見られない。
次にふだんの入浴時間がどれくらいかを聞くと、最も割合が高かったのは「15分程度」(24.7%)であった。次いで、「10分程度」(21.7%)、「20分程度」(21.0%)が続く。
ただ、「30分程度」「30分~1時間」「1時間以上」の人を合計すると26.0%となり、全体の4分の1を超える。
男女別の1位と2位は、男性は「15分程度」が27.9%、「10分程度」が23.7%、女性は「20分程度」が22.1%、「15分程度」が21.6%となった。
入浴する理由を尋ねたところ、最も割合が高かったのは「体を清潔に保つため」の64.6%であった。2位と3位はほとんど差がなく「疲労回復のため」(49.7%)、「リラックスのため」(46.7%)となっている。
また、「健康のため」(27.9%)、「習慣として何となく」(23.0%)以上に、「腰痛や肩こり、冷えなどの改善のため」(29.5%)と回答した人が多いことから、腰痛や肩こり、冷えに悩まされている人が相当多いことが伺える。