DIME MAGAZINE
自身の見た目への気遣いについて
「ご自身の見た目に気を遣っていますか」といった質問に対し、「気を遣っている」の回答が最も多かったのは、各年代の女性を抑え、「20代男性」（28.0％）、次いで20代女性（26.0%）、50代女性（22.0%）という結果になった。
男性の美容意識の向上については、近年は韓国の男性アイドルグループのブームから、ヘアスタイルやファッションだけでなく美容の観点でも影響を受けている可能性も考えられる。
■写真の「加工」ポイント
昨今スタンダードになっている写真加工。加工をする人（91人）に対し、自身の顔が写る写真を撮る際に、どこを加工するかを調査したところ、全体では第1位は「目」（51.6％）、「肌のトーン」（44％）、「輪郭」（37.4％）という順になった。
最も加工する年代である20代の回答をピックアップすると1位は全体と変わらず「目」（58.0%）だが、2位が僅差で「輪郭」（53.0％）、さらに、20代女性の1位は同率で「目」と「輪郭」という結果に。
小顔ケアをしている著名人やインフルエンサーの影響により、20代の「輪郭」への注目度は上がっていると考えられる。
■あなたの2024年の美容抱負は？
表情筋研究所では、2024年の美容にまつわる抱負を募集。「毎日●●する」や気になっていたことに初挑戦する、若さを保つ、という宣言が多く、男女関係なく具体的な目標や強い意志表示が寄せられた。さらに美容医療など、より積極的なケアをあげる人も散見された。
調査結果まとめ
3年目となる「表情筋実態調査」では、表情筋への理解度・意識が上がっており、トレーニングをしている人も増加傾向にあった。
中でも注目したいポイントとして、男性の回答からも自身の見た目への意識の高さが見受けられたり、美容医療を検討していたりする回答が多くあり、近年のメンズ美容の盛り上がりが数字としても顕著に表れた結果となった。
また昨今、何かと話題になる写真の加工。加工をしている人は、やはり若い世代に多い傾向だったが、年齢ごとのお悩みに沿って加工するポイントにも違いが生まれていた。
加工ポイントの1位は全年代ともに「目」という結果になったが、「一番鍛えたい表情筋は？」という質問項目で「目もと（眼輪筋）」は第3位。加工で修正をしたい箇所と、鍛えたい箇所にギャップが生じており、「眼輪筋のトレーニング＝目力アップに繋がる」という理解がまだまだ進んでいないという現状も明らかになった。
近年の健康意識の向上を受けておすすめしたい表情筋トレーニングは、鍛えたい表情筋3年連続1位の「口回り（口輪筋）」だ。
多くの人はほうれい線ケアのイメージが強い口輪筋だが、口輪筋の衰えは目もとや頬のたるみはもちろんのこと、滑舌が悪くなるうえに飲み込む力が弱まって誤嚥しやすくなるなど、実は健康面での影響も非常に大きいことでも知られている。
来年の美容に関する抱負に関しては、男女年齢関係なく、「若々しくいたい」という回答が多く、そのために「毎日のケアをこつこつ頑張る」、「美顔器や美容医療など新しい挑戦をする」という積極的なケアへのチャレンジ宣言も見られた。
関連情報
https://www.hyojo-science.com/
構成／清水眞希
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