ヤーマンが設立した表情筋研究所では、20~50代の男女400名を対象とした毎年恒例の「表情筋実態調査」を実施。結果をグラフと図表にまとめて発表した。
表情筋への理解度は昨年に比べて10ポイントアップ
「顔のたるみやしわ、ほうれい線の大きな要因として表情筋の衰えがあることをご存知ですか」という質問に対しては、約6割(59.8%)の方が知っていると答え、昨年(49.3%)に比べて、10%ほど増えたことがわかった。
昨今、表情筋への意識が上がっていることが考えられる。
■顔の悩みTOP3は「シミ」「毛穴」「シワ」
現在の顔の悩みTOP3は1位「シミ」38.3%、2位「毛穴」34.5%、3位「シワ」28.8%という結果に。
特に50代では約2人に1人が「シミ」、「たるみ」、「シワ」と回答。40代と比較すると回答率がぐんと上がるため、40代から50代にかけて肌悩みが変化する時期と考えられる。
そして、約6割が肌の悩みを自宅でのケアで解決しようとしていることが明らかになった(59.1%)。
表情筋ケアをしている人が増加
表情筋を鍛える・ケアをしている人は、41.2%。昨年と比較すると表情筋をケアしている人は約2倍になっていることが判明。
ノーマスク生活となり人と接する機会が増えたため、日常的に自身の表情を気にする人が増えているのかもしれない。
ケアの方法は半分以上が「家で道具を使わずにケア」と回答。手軽にケアできるマッサージやストレッチが人気のようだ。
■最も鍛えたい表情筋TOP3
最も鍛えたい表情筋TOP3は3年連続で、第1位「口回り(口輪筋)」、第2位「お顔の頬まわり(大・小頬骨筋)」、第3位「目もと(眼輪筋)」となった。
やはり印象に大きく影響する、顔の下半分への意識が高いことが推察できる。
コロナ禍でマスク生活だった2021年、マスクを外しはじめた2022年、そしてノーマスクの日常に完全に戻ったと言える2023年、いずれもTOP3に変動はなかった。
昨年はwithマスクの観点からマスクを取った時の口元を気にする人が多くいたが、今年はノーマスク生活により粘膜リップが人気になるなど、久しぶりのリップを楽しむメイクがトレンドとなり、口もとに気を遣う女性が増えたと予想ができる。
■表情に関して過去パートナー(もしくは親しい人)に言われてショックだったエピソード
マスク着用の機会が減り、表情が見えるようになった2023年。今回は、表情に関しパートナーもしくは親しい人から言われてショックだったエピソードを募集した。
その結果、「怒っている」「疲れている」ように見えるという、自身の感覚と見た目が異なっていた話題が特に多く寄せられた。
鍛えたい筋肉で上位にあがった「口輪筋」「眼輪筋」が無意識のうちに衰えてしまっていることで、表情が乏しくなっているのかも。