小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

2024年はどう動く?米国のマクロ経済、金融政策、長期金利の行方と展望

2023.11.27PR

三井住友DSアセットマネジメントはこのほど、同社チーフマーケットストラテジストの市川雅浩氏がその時々の市場動向を解説する「米国の経済・金利・通貨・株価の見方を考える」と題したマーケットレポートを公開した。レポートの詳細は以下の通り。

2024年の米経済はソフトランディングへ、失業率は上昇し、物価の伸びも一段と鈍化する見通し

今回のレポートでは、米国のマクロ経済と金融政策および長期金利の行方を展望し、米ドルや米国株への影響について考える。はじめに、米国のマクロ経済について、三井住友DSアセットマネジメントは利上げの累積効果が顕在化することで、成長ペースは徐々に鈍化していくとみている。

実質GDP成長率の具体的な予想値は図表1の通りだが、マイナス成長は見込んでおらず、米国経済の軟着陸(ソフトランディング)を想定している。

成長ペースの鈍化に伴い、失業率も上昇するとみているが、マイナス成長が回避されるなかでは、労働市場が急速に悪化する公算は小さいと考える。

一方、物価の伸びについては、この先も低下傾向が続き、米連邦準備制度理事会(FRB)が注視している個人消費支出(PCE)物価指数は、総合指数、コア指数(食品とエネルギーを除く指数)とも、2024年1-3月期に前年同期比の伸び率が3%を割り込む見通しだ。

利上げは終了とみるが、失業率上昇やインフレ鈍化は緩やかなものとなり、来年利下げは見送りへ

次に、金融政策について考える。前述の通り、米経済が減速するなかで、失業率の上昇と、物価の伸びの鈍化が確認される限りにおいては、追加的な利上げの必要性は低下することになる。

ただ、図表1の通り、三井住友DSアセットマネジメントは2024年の失業率について、7-9月期は4.0%、10-12月期は4.1%と、極端な悪化は見込んでおらず、PCEの前期比伸び率も、各四半期で2%台後半を予想している。

つまり、三井住友DSアセットマネジメントは米国のインフレ率が来年2%近辺まで低下するには至らないと考えており、FRBは利下げの判断を2024年いっぱい見送る可能性が高いと予想している。

なお、フェデラルファンド(FF)金利先物市場に目を向けると、11月20日時点で2024年は4回近い25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが織り込まれており(図表2)、三井住友DSアセットマネジメントの見方は市場よりもかなりタカ派的だ。

長期金利低下とドル安の度合いも総じて緩やかに、米国株には好ましい環境のため上昇余地大

最後に、米金融市場の方向性について考える。利上げ終了に伴い、一本調子の米長期金利上昇と米ドル高の局面も終了すると思われるが、来年は利下げを想定していないため、米10年国債利回りは4%台前半程度の低下、米ドルの減価度合いも緩やかなものにとどまるとみている。

ドル円は、日銀が極端な引き締めに踏み切らなければ、140円台で推移する時間帯が多くなることが予想される。

このような環境は一般に株価には好ましく、ダウ工業株30種平均、S&P500種株価指数、ナスダック総合株価指数は、足元から来年末にかけ10%程度の上昇余地はあると考えている。

仮に米経済が三井住友DSアセットマネジメント予想よりも減速すれば、来年利下げの可能性は高まり、米長期金利低下とドル安の度合いは大きくなると思われる。経済の減速は米国株には向かい風だが、金融ショックによるものでなければ、利下げが一定程度、株価を支えるとみている。

出典元:三井住友DSアセットマネジメント

構成/こじへい

無理なく資産5000万円を貯める方法とは?DIME最新号は「新NISA」の大特集!

 いよいよ、2024年1月から新しいNISAがスタートします。新しいNISAは、利用しないともったいないと言われる、資産運用をサポートする魅力的な制度。新NISAでは、年間の投資枠が大幅に増え、投資商品の非課税期間が無期限となります。

 また、非課税保有期間や口座開設期間の制限が緩和され、より柔軟な運用が期待できます。とはいえ、投資初心者にとっては、不安も多いはず。そこでDIME編集部では、DIME12月号にて、新NISAが気になっている方、本気で資産運用を始めたい方のために、無理なく資産を運用できる方法を、第一線で活躍している投資のスペシャリストたちに解説していただきました。また、特集では資産80億円を稼いでいる注目の投資家・テスタさんも登場。初心者のための「投資の鉄則5か条」を指南しています。

DIME12月号 価格790円(税込) 

購入する

電子版を購入する

定期購入する

試し読み

 新NISAを始めたい、新NISAのことをもっと知りたい、何をどうしたらいいのかよくわからないという人が多いのも事実。そんな方はぜひ、DIME12月号を参考にして始めてみてはいかがでしょうか。

◆動画を見る

特集 1 「新NISAで5000万円貯める!」

新NISA×iDeCoでトリプル長期運用術、プロが太鼓判を押す9つの投資信託、個別株、新興国株、外貨、債券先物、完全攻略!80億円投資家テスタさんに聞く「投資の鉄則5か条」、〝お金の増やし方〟はこう変わる!

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。