2023年の新語・流行語大賞にノミネートされた「蛙化現象」。好きだった相手が振り向いてくれた瞬間に「気持ち悪い」と感じてしまう現象で、逆に好きな相手を全肯定し何をしても「カッコいい」「かわいい」と“好き”が炸裂する状態「蛇化現象」もある。
ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「好きな人」に関するアンケート調査を実施し結果を公開した。
小中学生2,618人に聞いた「好きな人」に関する調査レポート
今好きな人がいるかどうかを聞いた質問には、全体の79%が「いる」と回答した。
好きな人がいる小中学生の中で、その人と付き合っていると答えたのは16%であった。また70%の人が「片思い中」と回答。片思い中の人の割合は、小学生よりも中学生の方が多いようだ。
「その他」には、「多分両思いだけどまだ気持ちを伝え合っていない」と付き合ってはいないが両思いのケースや、「相手が2次元」や「推しなので付き合えない」など身近にいない人を好きなパターンもあった。
片思い中と答えた人に「自分のことを相手に好きになってもらうために何かしていることはある?」のか質問したところ、最も多かったのは「自分磨き」で、「直接話しかける」「相手の好きなことに詳しくなる」が続いた。
小学生と中学生の割合を見ると違いがあり「LINEやDMで連絡をする」と答えた中学生は28%に対し、小学生ではわずか7%であった。中学生になると携帯やスマホを持っている人が多く、直接のアプローチよりもLINEなどを通じての交流が増えることがわかる
好きな人に告白をしたことはあるか尋ねたところ、72%の人が告白したことが「ない」と回答した。
告白したことがある人に、どんな方法で告白したのか訪ねたところ1番多かったのは「直接伝える」で、次に多かったのが「手紙」という結果に。メッセージで告白したことがある人は中学生で28%、小学生で10%と大きく差が出た。
好きな人へのアプローチと同様に、携帯やスマホの所持率やコミュニケーションの広がりが原因と考えられる。メッセージではなく電話やLINE通話など音声で告白した人は、小中学生ともに10%未満であった。
告白は86%の人が「されたい」と回答した。自分から告白するのは緊張するので、「好きな人に告白をしたことがある?」の質問で「ない」と答えた人が多かったのも、告白待ちだからなのかもしれない。