日本全国にある様々な自治体。その中で、もっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街とは、いったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<全国版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<全国版>」として発表した。
本満足度調査は、2019年~2023年の期間、全国47都道府県(対象自治体1,891)に居住する20歳以上の男女合計806,722名を対象に集計したものだ。
住みここち(自治体)ランキングのトップは、東京都中央区
住みここち(自治体)ランキングにおいて、1位は、銀座や日本橋といった有名な商業中心地がある一方、月島や人形町など下町風情も残る東京都中央区だ。2位は、昨年まで2年連続で1位だった愛知県長久手市で、住宅地や商業施設が多く立ち並び、自然も多い、名古屋市に隣接しているベッドタウンだ。
3位は、兵庫県芦屋市で、昨年11位から大幅に順位を上げてトップ3入りしている。その他、トップ10内では、8位に東京都港区(昨年13位)、10位に北海道上川郡東川町(昨年12位)が、それぞれ順位を上げてトップ10入りしている。
また、昨年は累計回答数が50名未満だったためランキング集計対象外だった長野県諏訪郡原村が、新たに17位にランクインしている。同村は、名古屋まで約3時間でアクセスできる立地の良さを活かし、行政と住民が一体となって移住者への積極的な支援を行う「長野県移住モデル地区」に指定されている。
その他、トップ20内では、14位に北海道上川郡東神楽町(昨年31位)、20位に兵庫県神戸市灘区(昨年21位)がそれぞれ順位を上げてトップ20入りしている。
住みたい街(自治体)ランキングのトップは、4年連続で福岡県福岡市
住みたい街(自治体)ランキングにおいて、福岡県福岡市が、4年連続で1位に輝いた。2位と3位は3年連続で沖縄県那覇市と神奈川県横浜市だ。4位は4年連続で宮城県仙台市、5位は大阪府大阪市が昨年6位から一つ順位を上げている。
構成/こじへい