長風呂の理由「スマホを使用していて気づいたら」が10〜20代で5割以上
長風呂をしていた理由として、「スマートフォンやタブレットを使用していて、気が付いたら長時間入浴していた」という人が45.0%と最も多い結果となった。
特に10~20代は、5割以上が長風呂の理由にスマホ利用を挙げていた。一方、30代や50代では入浴前からリラックスを目的に長風呂を楽しもうとする人も多いことがわかった。
冬のお風呂、毎回「スマホ入浴」をする人は42℃以上の熱めの湯温にする人が最多
入浴時の温度設定では、気温が低くなるほど熱めに設定している人が多く、冬の時期は66.0%の人が41℃~42℃以上で設定をしていた。
特に、冬に「42℃以上」に設定をしている人は、入浴中に毎回スマホなどを使用している人で38.5%と最も多く、全体平均よりも5.3ポイント高い結果となっている。
寒い季節になるほど、熱めのお湯に浸かって身体を温めながら、入浴時間を楽しみたいことがわかる。
■早坂先生からのアドバイス〜冬でも「ぬる湯」、理想は「半身浴+肩湯」
入浴温度は40℃〜41℃が望ましく、冬でも42℃以上は高すぎるでしょう。体温が0.5℃以上上昇すると、汗が額ににじんできますが、この発汗は「のぼせ」の前兆です。
若い年代は温度に対する感覚が敏感ですので、高年齢層に比べて体感温度が熱く、体温の上昇も早いです。温度を感じにくい高年齢層の方も、湯温は高くても41℃で。
長風呂をする場合は、ときどき湯船から洗い場に出たり、足湯にしたり、窓を開けて外の空気を入れたり、お湯の量を減らしたりなど、体温を上げ過ぎないようにすると良いでしょう。
特に冬の時期は、浴室の温度が低く、体温が上昇するまでに時間がかかります。ぬる湯で満足できない場合は、シャワーやかけ湯をして、まずは40℃のぬる湯に浸かり、最後に追い炊きを。
長風呂には、全身浴よりも半身浴の方がおすすめですが、肩が冷えてしまうデメリットもあるため、半身浴に加えて「肩湯」も合わせると理想的です。