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「失念」とはどういう意味?覚えておきたい口頭や文面での正しい使い方

2023.12.31

『失念』とは、どのような意味がある言葉なのでしょうか?正確な意味を踏まえ、ビジネスシーンでの使い方を口頭と文面に分けて紹介します。シーン別の例文はもちろん、似た意味を持つ言葉にも触れるので、ビジネスに役立てましょう。

「失念」とは?

『失念』は日常会話ではあまり登場しないものの、覚えておくと便利な言葉です。まずは、言葉の意味やマナーなどを確認しましょう。

■うっかり忘れてしまったことを指す謙譲語

失念は『忘れる』の謙譲語に該当し、うっかり忘れてしまったことを表します。謙譲語には『へりくだった表現をすることで、相手への敬意を示す』という意味合いがあります。

主に目上の人に対する表現のため、ビジネスを含むフォーマルなシーンで使うケースも少なくありません。もちろん口頭だけではなく、メールなどの文面でも使えます。

ただし失念はミスをした際に用いる表現なので、「大変申し訳ございません」のような謝罪の言葉を一緒に伝えることが大切です。また、忘れていたことに気付いたときは、誠意を持って迅速に対応しましょう。

「知らなかった」場合の表現は?

失念は主に、『知っていたにもかかわらず、すっかり頭になかった』というシーンで使う言葉です。もともと知らなかった場合には、「存じ上げませんでした」や「存じませんでした」と伝えましょう。

『存じ上げませんでした』は対象が人の場合に多く用いられる表現で、口頭では「〇〇会社の〇〇さんについては、存じ上げませんでした」のように使います。一方、会議の日程変更など、人以外を対象にする際には「日程変更については、存じませんでした」と説明できます。

■自分の行動に対して使うのがマナー

失念は自身の行動に対して使う言葉なので、他人の行動には不適切です。取引先の相手などに「上司が確認するのを失念しておりました」と言うのは失礼に当たるため、注意しましょう。

さらに『物』に対しても、失念という表現は使いません。例えば、「家からスマホを持ってくることを失念した」という伝え方はできますが、「家にスマホを失念した」と言うのは誤りです。

ビジネスにおける「失念」の使い方

謝罪する男性

(出典) pixta.jp

丁寧な表現の失念は、ビジネスシーンでもよく使われます。口頭の場合と文面の場合に分け、失念の使い方を解説します。シーンごとの例文を確認して、ビジネスに役立てましょう。

■口頭の場合

ミスをした場合には、相手先に出向いて謝罪するケースも少なくありません。「失念しておりました」と言うことで、より丁寧な印象を与えられるでしょう。口頭における『失念』の使い方を、例文で紹介します。

【例文】

  • 申し訳ございません。A社への納期変更の連絡を失念しておりました
  • 〇〇の件について上司に確認するのを失念しており、大変申し訳ございませんでした

自分のミスに気付いたときは焦るものですが、冷静な対応が重要です。申し訳ないという気持ちがしっかり伝わるように、表情や声のトーンにも気を配りましょう。

■文面の場合

文面の場合は対面よりも表情が見えにくいため、さらに丁寧な対応が必要です。謝罪の言葉を書くと同時に、『今後はこのようなことがないよう、〇〇を心掛けます』といった対応策を提示する手もあります。

対応策を提示しておくことで、相手に誠実さが伝わるだけでなく、改めて連絡する手間も省けます。具体的な書き方を例文で確認しましょう。

【例文】

  • 会議の日程変更の連絡を失念しておりました。大変申し訳ございません。来週月曜日の10時に変更になりましたが、ご都合はいかがでしょうか?お手隙の際にご確認いただけますと幸いです
  • こちらの不手際で、サンプルの発送を失念しておりました。明日着で発送の手配をしましたので、ご確認をお願いします。お手数をおかけして大変申し訳ございません

「失念」と似た意味を持つ言葉

悩むビジネスマン

(出典) pixta.jp

失念と似た意味を持つ言葉をチェックしておくと、状況に合わせて使い分けられます。それぞれの言葉の意味と失念との違い、例文を紹介します。

■「忘失」

『忘失(ぼうしつ)』は、『忘れて失(な)くすこと』を表す言葉です。すっかり忘れるという意味もあり、物を失くしてしまったシーンにも適しています。自分だけではなく、他人に対しても使える点が失念との違いです。

【例文】

  • 先方に届けるはずの大切な書類を忘失してしまった
  • 年齢を重ねると誰でも、記憶力や注意力の低下で忘失しやすくなるものだ

■「放念」

『放念(ほうねん)』には、『気にかけないこと・心配しないこと』という意味があります。ビジネスメールにおいて、『忘れてください・気にしないでください』という意味で使われることが多い言葉です。

上司や取引相手といった目上の人に使う場合は、『ご放念ください』という敬語表現が適しています。その他、『その件は、ひとまず忘れましょう』という意味で、部下などに使うケースもあります。

【例文】

  • 明日の朝、少しお時間をいただけますか?お忙しい場合はご放念ください
  • その件はいったん放念して、プロジェクトに集中してください

■「忘却」

『忘却(ぼうきゃく)』は、『忘れ去ること』を意味する言葉です。失念とは異なり、ビジネスシーンではあまり使われません。忘れ去ったことを強調する言い回しとして、『忘却の彼方(かなた)』という詩的な表現もあります。

【例文】

  • 過去の記憶を忘却するほど、ショックな事件だった
  • 当時は日本中が騒いだあの事件も、今では忘却の彼方だ

構成/編集部

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