ヤマハ発動機は、レトロな外観とパフォーマンスを調和させたXSRシリーズの新製品「XSR125 ABS」を12月8日に発売することを発表した。
今回の「XSR125 ABS」は、“Arouse One’s Freedom(自由を呼び覚ませ)”をコンセプトに開発。XSRシリーズのアイデンティティである“不変性を感じるスタイル”と“最新コンポーネント”の融合による“Neo Retro”を継承。自分の意思でさまざまなところに自由に行ける、124ccエンジンならではの軽快さや扱いやすさを織り込んだ。
カラーは、ガレージビルドを感じさせオーセンティックなスタイルを楽しむ“シルバー”、走行スタイルの自由さを表現した遊び心のある“ライトブルー”、車体の造形の凄みを強調し、多彩なファッションに似合うシンプルな“ブラック”、スポーツマインドを刺激し、ヤマハスポーツヘリテージを想起させる“オレンジ”の4色となる。
XSR125の主な特徴
■XSRらしさの継承
「最新パフォーマンスと不変的価値のコントラスト」「タイムレス・レーシング・スピリット」「上質さを際立たせる素材表現」「個性を反映できるカスタムの楽しさ」といったXSRらしさを受け継いだ。
以下のパーツにその特徴がよく反映されています。
●“先進×レトロ”を調和する「丸形LCDメーター」。タコメーター・スピードメーター・ギアポジション・燃料計といった必要な情報は大きく表示される
● “面”構成にこだわり、高性能なレーシングマシンにも通じるニーグリップしやすい「燃料タンク」
●オーセンティックな雰囲気を演出するとともにライディングポジションの自由度が高い「タックロールシート」
●シンプルで無駄のない灯火器類
●素材を活かした処理と軽量加工を施した質感ある「ヘッドランプステー」と「モールサイドカバー」
●ボディと連動したデザインの「マフラープロテクター」
●特徴的トレッドパターンの「前後タイヤ」
■軽快な走行を支えるVVA(可変バルブ)搭載124ccエンジン
ライダーの気分によってさまざまなシーンが楽しめる加速性能、加速感を実現するため124ccの水冷SOHC・4バルブ・FIの新エンジンを搭載した。低速向けと中高速向けのカム(吸気側)が7,000~7,400r/minで切り替わるVVAにより、全域で優れたトルク特性を発揮、良好な加速性能と加速感を得られる。
またアシスト&スリッパークラッチを採用。加減速時にストレスのないシフト操作を実現し、快適な走行性をサポートする。なおラジエターは、水温に応じて冷却水の循環経路をきり変える“バイパス式サーモスタット”方式とし、暖機時間が短く燃費性に貢献する。
■さまざまな走行シーンに呼応する剛性バランスに優れた軽量スリムな車体
軽さと強度剛性のバランスを図ったデルタボックス型フレームを採用。左右ピボットの軸間を 209mmとワイドにし、強化部材を織り込むことで、優れた走行性を支えている。
またフロントサスペンションには、インナーチューブ径37mm、ストローク130mmのショック吸収性能と良好なフロント接地感、そして剛性に優れた倒立式を採用。加えて、裏面のリブ形状をチューニングしアーム長とのバランスを図った軽量アルミ製リアアーム、ワイドなリアタイヤ(140/70-17)などとの組み合わせで、軽快で扱いやすいハンドリングを実現している。
■自由な走行スタイルを可能にするコンパクトなライディングポジション
137kgの車重、810mmのシート高、アップハンドル、ニーグリップ部分が絞られた燃料タンク、ホールド性に優れるシート、スリムな車体などによりコンパクトなライディングポジションを実現。取り回し、乗降性のよさに繋がり、さまざまなシーンを楽しめる自由な走行スタイルを可能にしている。
【フィーチャーマップ】
【販売計画】
300台(年間・国内)
【メーカー希望小売価格】
506,000円(税込)
【主要諸元】
関連情報:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/xsr125/
構成/土屋嘉久