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ボッシュが二輪車の電動化への道を切り開くソフトウエアソリューションと新しいパワートレインを開発

2023.11.22

デジタル、ネットワーク化、電動化など、モビリティの世界は変化しており、二輪車も同様に変化している。ボッシュは、すでにモーターサイクル用スタビリティコントロール(MSC)によって二輪車走行の安全性を高めたが、さらに多くのイノベーションを準備している。

革新的なライダー アシスタンス システムやパワートレインシステムに加え、新しい電動化ソリューションとスマートなネットワーク化ソリューションにより、ボッシュは二輪車セグメントでも快走を続けている。とりわけ、二輪車市場でも重要性が増しているソフトウェアソリューションは、ボッシュをさらなる飛躍に導く可能性を秘めている。

ボッシュのモーターサイクル&パワースポーツ事業部長のジェフ・リアッシュ氏は、ミラノで開催されたEICMA 2023モーターサイクルショーで次のように述べた。

「二輪車の世界が根本的に変化しつつある中、ボッシュは二輪車を未来にふさわしいものにしていきます。ボッシュが有するソフトウェアとeモビリティに関する豊富な知見を、二輪車の世界にも適用していきます」

二輪車とパワースポーツ車両向けのボッシュのソリューションに対する需要は拡大しており、業績も伸びている。不安定な経済環境にもかかわらず、ボッシュのモーターサイクル&パワースポーツ事業部門の年間売上高は、2019年から2023年にかけて平均8%増加した。なお、同期間における世界の二輪車市場の年平均成長率はわずか1~2%。

ボッシュは、現在と未来の二輪車、四輪バギーおよびサイド バイ サイド、スノーモービルに関する最先端のアイデアとソリューションに取り組んでおり、従業員数は全世界で合計約500人、2016年と比較して3倍に増えた。同時に、チームは多くの開発者とエンジニアが所属するボッシュモビリティのネットワークも利用することができる。

「ボッシュは二輪車市場におけるイノベーションを牽引しています。個々のコンポーネントから包括的なシステムソリューションまで、幅広くお客様である車両メーカーへ提供しており、技術面でも事業面でも大きな成果を挙げています」とリアッシュ氏は語る。

ライディングの楽しさと技術進歩を兼ね備えたボッシュのテクノロジー

自動車セクターで標準的になりつつあるファンクション・オン・デマンドは、二輪車でも導入の動きが見られる。これに関しても、ボッシュは企業としての強みである、技術進歩とライディングの楽しさを兼ね備えたソリューションを開発している。ボッシュのソフトウェアソリューションにより、二輪車ライダーは車両購入後でも新しい機能をインストールすることができる。

「車両メーカーにもよりますが、将来的にライダーは必要に応じて機能をアップデートして追加することができ、車両購入時から買替えまでの期間全体を通じて、それぞれの好みに合わせてライディング経験をカスタマイズできるようになります。ボッシュはシステムに関する包括的な専門知識を備えているので、あらゆる主要な車両機能に関するアップデートを設計することが可能です」とリアッシュは話した。

こうして、必要に応じて、サーキットやオフロードで使用するための特別または先進的な走行モードや、長距離走行に適した、利便性向上につながる機能を追加することができる。さらに、ライダーの所有するスマートフォンから簡単にアップデートを行うことができる。新機能を車両メーカーのアプリでダウンロードすれば、これが二輪車に適用される。

車両メーカーの観点からみると、このソリューションは電動二輪車にも適している。たとえば、各国の要件や運転免許証の種類に応じて、異なる速度でスロットルを設定したり、解除したりすることができる。ボッシュは同じ機能アーキテクチャによるOTA(Over-the-Air)でのソフトウェアアップデートも可能にする。

これらは、たとえば、関連するアップデートや車両機能の改善のために、ライダーのスマートフォンのアプリを介してクラウドからダウンロードし、二輪車やパワースポーツ車両にアップロードすることができる。こうして、安全性と利便性が向上すると同時に、車両メーカーによる市場へのサービス提供の迅速化やイノベーションのさらなる推進にも役立つ。

ボッシュが導入する出力6kWの新しい電動ドライブ

ボッシュが技術進歩を進めている分野はソフトウェアだけではない。ハードウェア面では、内燃機関における高効率なエンジン制御技術にも注力しつつ、電動パワートレイン向けソリューションのための新規開発にも取り組んでいる。ボッシュは、2026年までにeモビリティに関するグループ全体の売上高を60億ユーロにすることを目標としており、この方針はモーターサイクル&パワースポーツ事業部門にも大きく影響している。

「特にアジア諸国には、二輪車がモビリティの中心的な役割を担う国も多くあります。二輪車の電動化は、現地の大気環境と生活の質の大幅な改善に貢献する可能性があります」とリアッシュ氏は述べている。

従来は3kW以下の小出力クラスの電動ドライブシステムに焦点が当てられてきたが、ボッシュは現在、新たな市場セグメントを開拓しており、統合型の6kW電動ドライブは、ライディングの楽しさと日常の実用性とを兼ね備えたものとなっている。この優れた性能の新しいモーターは、市街地環境と全国を縦断するような長距離の旅のどちらにも適した、大型スクーターや正統な二輪車などの車両アーキテクチャに最適。

「2025年にボッシュの新しい6kWモーターの生産が開始されると、車両メーカーは現時点では内燃機関技術を採用することが多い二輪車セグメントの車両を電動化できるようになるでしょう。こうして、都市部での日常的なモビリティのニーズに対する需要を満たすだけでなく、郊外でライディングを楽しみたいという欲求にも応えることができます」と、リアッシュ氏は語った。

ボッシュの新たな6kW電動ドライブは、ビークルコントローラーとインバーターを電動モーターに統合し、単一の製品でモーター制御が可能となる2-in-1ソリューション。このような「ワンボックス」ソリューションのコンパクト設計により、ボッシュの乗用車向けのeAxleと同様、車両内にバッテリーを搭載する十分なスペースを確保することができる。さらに、このモーターはパッシブクーリング技術を採用しており、複雑な水冷システムではなく、空気の流れによってドライブを冷却する。ボッシュの新しい電動モーターの採用により、車両メーカーはシステムコストの削減が可能となる。

関連情報:https://www.bosch.co.jp

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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