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リユース市場の拡大を追い風にZ世代、Y世代をターゲットにした「KOMEHYO SHIBUYA」がオープン

2023.11.22

商材や価格帯ではなく時間軸で区切ったフロア構成

従来のコメ兵店舗は、商材や価格帯によってフロアを分けていたが、渋谷店に関しては現在のトレンド、過去の名品、未来に残していきたいものと時間軸で区切り、新しい切り口でフロアを分けることで、リユースならではの探す楽しさ、出会う楽しさが体験できる店舗を目指した。

渋谷カルチャーへのオマージュをこめたアートワークも特徴で、様々なアーティストのミュージックビデオなどを手掛けるOSRIN氏が店内外アートの総合プロデュースを手掛け、様々なアーティストのアートで店舗を演出する。

〇1階 「IMA」

現在のトレンドにフォーカスしたフロア。ファッションアイテムを中心に、ハイブランドの中でも若者に人気の高いロエベやセリーヌなどのトレンドアイテム、渋谷らしさのあるスケボーなどのアイテムも揃う。

床面やレジカウンターのディスプレイに、若い世代の人気のアーティストのよるアートも。下記画像のシャネル(奥)とルイ・ヴィトン(手前)のサーフボードは各100万円。

〇2階 「KAKO」

過去の名品を扱うフロアでヴィンテージが中心。ヴィンテージのエルメスのシルバーアクセサリーやアパレル、ネクストヴィンテージと呼ばれる1980 年から1990年台の時計など、希少性の高い過去のアイテムを集めている。

シャネル、エルメス、フェンディのバッグや、ミッソーニ、バーバリーなどのアパレルなども豊富で、人気が高いシャネルは集約した一画を設けている。

数千円台のアパレルから、希少性の高い9800万円のカルティエの腕時計「クラッシュ」まで、価格幅が一番大きい商材を置いているのも2階のフロア。「クラッシュ」は海外のオークションにも出品されているフォルムが特徴的なウォッチで、昨年のオンラインオークションサイト「Loupe This」で、1967年製のロンドン・クラッシュ初年度モデルが約2億円で落札されて話題になったことも。

「9800万円の時計は、絶対に売らなければいけないという商品ではなく、リユースにはこのような素晴らしい商品があるのだと、驚きと同時にリユースの楽しさも知ってもらいたいと思いもあり扱っています」(横井氏)

〇3階 「MIRAI」

未来をテーマにしたフロアで、シャネルのチェーンバッグやエルメスのバーキン、バーバリーのコートなど長く愛されている定番品や、後世に残したい名品をテーマにしたフロア構成で、限定品、1点ものも揃えている。プリーツプリーズ、コムデギャルソンなど日本のブランドも。

〇4階 「RELAY」

従来の買取スペースは、個室、半個室といった閉鎖的な空間で行われることが多かったが、ターゲットとしているZ・Y世代にも気軽に利用してもらうため、渋谷店に関しては、オープンスタイルのカウンターを採用。

ただし、高額な商材は金額の話などもあることから、従来型の個室での査定、買取を希望するユーザーには、渋谷店から徒歩3分ほどの「買取センター渋谷」にて対応する。

コメ兵には無料の取り寄せサービスがあり、オンラインストアに載っている商品は全国のコメ兵から近くの店舗に取り寄せて、現物を確かめてから購入を決めることが可能。4階には取り寄せ品を試着できる広めのフィッティングルームを設備。畳の設えのフィッティングルームもある。

「ユーズド品の使用感は実物を見ないとわからないこともあり、同じBランクでもきれいだと感じる人も、汚れが気になる人もいます。個人差、価値観によって中古品の見方は変わりますので、実際に目で見て確かめることができるのが、実店舗の強みでもあります。

同時にサイズ感も確かめられるので、判断する際に取り寄せを活用いただいているお客様は非常に多く、1店舗あたり多いときは1日100件以上の取り寄せ依頼を扱うこともあります」(横井氏)

【AJの読み】ブランド、時代の垣根を超えたセレクトショップ

「KOMEHYO SHIBUYA」のストアコンセプトは「出会ってしまった」。自分でも気づいていなかった好きなものとの出会い、1点ものとの出会い、コメ兵やリユース、ファッション、アート、渋谷の文化など、様々な出会いのある店舗にしていきたいという。

「ブランドの垣根を超え、かつ時代の垣根も越えられるのがリユースの魅力ですので、ブランドの豊富さから、幅広い年代のお客様に楽しんでいただけるセレクトショップだと考えています」(横井氏)

「今、これが買えるのはここしかない」「現行品で買えなかった商品がここにあった」といった偶発的なめぐりあわせが、リユース品、ヴィンテージの醍醐味でもある。

従来のコメ兵店舗とは一線を画す、時間軸のフロア構成やアートワークが満載の「KOMEHYO SHIBUYA」は、偶然の出会いを見つけるためにじっくりと時間をかけて回りたい店舗だ。

文/阿部純子

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