自炊の定義に関する年代別アンケートで、20代の約半数が電子レンジで加熱することを「自炊だと思う」と回答したことが話題になっている。
本アンケートはパナソニックグループが行ったもので、「単に温めるだけ」と「電子レンジでの調理」は区別していない。今はコンロを使わず電子レンジだけで凝った料理を作れる時代なので、電子レンジを使う=自炊と考える人が増えても全くおかしくないだろう。
レンチングルメは近年の中食ブームでますます注目を集め、外食と変わらぬレベルのラインアップが爆増している。
そこで今回は、レンチングルメの三大巨頭、無印良品・セブンアンドアイ・カルディで売られている人気商品をご紹介。SNSやメディアでバズった爆売れ商品3点をピックアップしてレビューしているのでチェックしてもらいたい。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005398.000003442.html
(1)無印良品「ごはんにかける ルーロー飯」
1つ目に紹介する人気レンチングルメは、無印良品の「ごはんにかける ルーロー飯」だ。
● 参考価格:390円(税込)
● 容量:140g(1人前)
● カロリー:192kcal
● 炭水化物12.2g
● 食べ方:袋のまま湯煎する、または袋から出して電子レンジで温める
無印良品にはもともと超人気商品である「素材を生かしたカレー」を筆頭に、ハンバーグやガパオなどレンチンだけでご飯のおかずになるようなレトルト系商品が数多く揃っている。
そんな実力派オールスターズのなかでも、メディアやSNSでのきなみ高評価を受けているのが意外にもこちらのルーローハンなのだ。
【「魯肉飯(ルーローハン)」とは?】
台湾の郷土料理で、本場台北では食堂や屋台などで広く提供される。観光客はもちろん地元民に愛され続けているローカルグルメ。
ルーローハンは、簡単にいうと豚そぼろと細かく刻んだ野菜を香辛料と共に甘辛く煮てご飯にかけた料理だ。
食べ方は湯煎か、レンチンで温める場合は袋から出して耐熱容器に移す必要がある。袋を開けると途端に香辛料のエスニックな香りがした。台湾料理やアジア系の料理を普段口にしない人は、嗅ぎなれない香りだろう。
中身はかなり水分が多くシャバシャバした印象で、豚肉の脂のかたまりが存在感を放っている。
ふんわりラップをかけ、電子レンジで温めたものがこちらだ。
紹興酒や香辛料、オイスターソースなどの香りがグッと強くなり、アジアの屋台通りを思い起こさせる。脂が溶けたためか、先ほどのシャバ感が減り良い感じの見た目に。
早速ご飯に乗せて試食してみた。
香りの印象よりもずっとクセがなくて美味しい!意外にも細かくカットされている具材の食感や味がしっかり感じられる。甘辛い味と肉の脂でご飯が進むし、ピリピリした辛さはないので辛い物が苦手でも全然大丈夫だ。
例えると、牛そぼろ丼の甘辛い味にアジア系の香辛料を足してエスニックバージョンにしたような感じ…かもしれない。
筆者はルーローハン初体験だったので本場の味に近いのかどうか不明だが、とても食べやすいと感じた。台湾の味をベースに日本人向けにアレンジされているのかもしれない。
とはいえ、この味は家庭ではなかなか再現しにくいものだと思う。日本だとルーローハンが食べられる飲食店も少なそうなので、そんなところもヒットの要因なのかもしれない。
<無印良品で買える・その他おすすめレンチングルメ>
● ごはんにかける ガパオ
● ごはんにかける 八宝菜
● ごはんにかける ユッケジャン
● 素材を生かしたカレー バターチキン
● 素材を生かしたカレー プラウンマサラ
● 素材を生かしたカレー 牛すじカレー
● 素材を生かしたお惣菜 トマトの煮込みハンバーグ