e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所は、子どもがいる親を対象に「子どもの金融教育に関する調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
9割以上の親が「子どもへの金融教育を必要だと感じている」
「子どもへの金融教育は必要だと感じますか<SA>」の問について、9割以上が「はい」(334)と回答した。
さらに、「子どもへの金融教育の必要性を感じたきっかけは何ですか<MA>」と聞いたところ、「将来の先行きが不透明な時代だから」(250)が7割以上で最多となった。
これに続いて「働き方やライフスタイルが多様化しているから」(200)、「貯蓄から投資の推奨が進んでいるから」(194)、「キャッシュレス決済など、様々な支払い方法があるから」(166)の順にそれぞれ半数以上の回答が得られた。
この結果から、先行きの不透明な時代において変化に順応するための知識や行動の必要性を感じていることが考えられる。
■学校での金融教育の内容を把握している親はわずか1割
「現在、学校でどのような金融教育が実施されているか知っていますか<SA>」の問では、「はい」(41)と回答した親はわずか1割程度にとどまり、子どもが学校でどのようなことを学んでいるか把握できていないことが明らかになった。
また、「学校での金融教育を通じて子どもはお金の価値をきちんと理解できていると思いますか<SA>」と聞いたところ、「いいえ」(162)と「わからない」(162)を合わせると約9割に達した。
日常で子どもが金融知識を活用する場面や理解度を図るタイミング・手段が少ないことが要因の一つであるようだ。