ホンダの電動自転車はAI搭載!
最後にご紹介するのは、いつもカブでお世話になっているホンダのモビリティです。
ブースにバイクの展示は少なかったのですが、気になっていた北米ホンダの電動ミニバイク「モトコンパクト」の実車を間近に見られた点は大きなインパクトがありました。
想像以上に車体が薄く、車に積載して簡単に持ち運べそうです。
国内導入は予定していないということですが、旅のバリエーションを大きく広げてくれそうなモトコンパクト、日本でも人気を集めそうだけどなぁ…!(個人的には、未だに根強い人気を持つ原付バイク「モトコンポ」の復活&電動化にも期待をしています)
そして同じくホンダのモビリティに関しては、発売直前の電動アシスト自転車「RAIL ACTIVE-e」に試乗をさせてもらうことができました。
「RAIL ACTIVE-e」とは、自転車に取り付ける電動アシストユニットと、それに連動するスマートフォンアプリ、「SmaChari」を世界で初めて搭載したクロスバイクです。
自分のスマホにアプリをダウンロードし、連携することで初めて電動自転車として利用できるため、物理キーしかない従来の電動自転車よりも盗難リスクが低く、ナビやアシストの強弱の操作を簡単にできるというメリットもあります。
会場内に用意されたコースの中をグルグル回るうち、アシストの設定「AIモード」がかなり使いやすいことに気が付かされました。
電動自転車は移動が楽になる反面、漕ぎ出しに急発進して事故を起こすトラブルがつきものです。
その点「SmaChari」は、道の状況や走行スピードをAIが検知して、適したパワーでアシストしてくれるという優れもの。小型・軽量ながら電池持ちも良く、最大航続距離は100kmほどもあるのだとか!
車重も15kgと軽量なので、アシストを完全にオフにした状態でも無理なく走行できる上、女性である筆者でも簡単に持ち上げられました。
これなら体力や体格に関わらず、どんな道も楽しくサイクリングができそうです。
バイクや自転車なども含む、あらゆるモビリティの未来を見ることができたジャパンモビリティショー2023。
今後は11月23日(木・祝)~26日(日)の名古屋モビリティショーを皮切りに、福岡や大阪など各地で開催される予定ですよ!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.