大阪府
万博を機に3ステップで日常的なモビリティーへ
大阪版ロードマップ策定のコンセプトである〝新たなモビリティーを活用したビジネスモデルを創造する都市として着実に発展していく〟イメージを官民で共有。3段階からなる事業展開・発展のステップを通して実用化を目指す。
2030年頃の運航エリアのイメージ。パイロットが搭乗しない自動・自律飛行を実現する見込み。都市部の中心を含む、移動エリアの拡大を目指す。
愛媛県×丸紅
有人飛行試験の一般公開は大阪府に続く、全国2例目
交通不便地域と都市部の交通に関する地域課題の解決や観光資源の有効活用を期待。社会実装に向けた理解促進、機運醸成のため、2023年3月に、愛媛県庁、新居浜市、今治市の共催で1人乗り機体「HEXA」の有人飛行試験を実施。
「HEXA」は米国リフトエアクラフト社製の空飛ぶクルマ。丸紅が万博予定地での飛行試験のために借り受けたものを誘致した。
大分県×ヒエン
今年9月、国内ベンチャー・ヒエン社らと覚書締結
法政大学大学院アーバンモビリティ研究所、機体製造のヒエン エアロ テクノロジーズなどと協業。空飛ぶクルマの共同研究や開発をするにあたり、大分県を実証フィールドとして活用するための覚書を締結した。
2023年2月、大分市の協力を得て一般社団法人MASCが2人乗りの空飛ぶクルマによる屋外有人飛行の試験飛行を成功させた。
写真提供:MASC
取材・文/鳥海高太朗、安藤政弘