無操縦者航空機だがパイロットが搭乗。〝自律運転化〟は次の未来へ託す
2023年3月29日、国土交通省は英Vertical Aerospace「VA1-100」の型式証明を受理。万博会場上空を翔ける4機体がついに出揃った。機体はいずれも「eVTOL」と呼ばれる電動垂直離着陸機。最終的には自律運転・遠隔操作を目標に掲げるが、万博開催時はすべてパイロットが搭乗する。航続距離は約10kmとするSkyDrive「SD-05」が最短で、約240kmとする「Joby S4」が最長。性能に差はあるが、スペックをフル活用した運航は予定されていない。
取材・文/鳥海高太朗、安藤政弘