ガーミンジャパンは、サイクルインドアトレーナー「Tacx NEO」シリーズから、バイク一体型スマートトレーナー「Tacx NEO Bike Plus」を発売した。価格は630,000円。
人間工学に基づきシフターを再設計したことで、よりリアルな操作性を実現
「Tacx NEO」シリーズは、リアルなライディングを再現する優れた設計、本体機構と独自のアプリケーションにより多彩で正確な計測とアドバイスを提供するトレーニングサポート機能、高い静音性が特徴のサイクルインドアトレーナー。
特にその静音性は、ネオジウム磁石を使用したマグネット機構をコンポーネントに採用することで、多くのインドアトレーニングバイクの弱点となっていた走行時、ギアチェンジ時の騒音を大幅にカット。集合住宅など住環境を気にするレーサーやアスリートから高い評価を得ている。
今回登場した「Tacx NEO Bike Plus」は、バイク一体型スマートトレーナーの最新モデルで、マグネットの再設計によりさらなる静音性を獲得。また、一体型スマートバイク選びで重要な自身のロードバイクとの同調性をさらに高めるため、コンポーネントを大きく改良。シフターは人間工学に基づき、ボタンデザインおよびレイアウトを再設計したことで、バイクコンポーネントの3大ブランド、Shimano、SRAM、Campagnoloのシフティングに限りなく近い操作性となったという。
そのほかにも、サドルポスト、ハンドルバーステムのクランプシステム改善、シートおよびハンドルバーの位置をミリ単位で調整、パワーメーター使用時の測定偏差を軽減するためにクランプ長オプションを5段階に増設するなど、より細かくカスタマイズできるようにすることで、まるで愛用のバイクをそのまま屋内に持ち込んだようなリアルなライドを実現すると同時に、パワーメーターを使用する場合のパワー測定偏差の問題を軽減する(セットアップと調整は「Tacx Training App」でのオンボーディング)。
さらに、屋外トレーニングさながらのインドアトレーニング機能も充実。実走感を追求するために、動的慣性は質量慣性をコントロールし、重量、速度、傾斜角を補正してリアルなライディングを再現する。
最大25%までの勾配も忠実に再現しヒルクライムトレーニングにも対応し、玉石や砂利などのオフロード走行時の振動も再現する「ロードフィール機能」も搭載。ハンドルバーには2つのインタラクティブファンを備え、ライド中の速度、パワー、心拍数などに合わせて自動制御で風圧も再現する。
もちろん、Garminオリジナルアプリ「Tacx Training App」にも対応し、世界中のレースコースやサイクリングコースをシミュレートできるだけでなく、無線インターフェイスを使いZwiftとも連携することができ、仮想空間のライディングも没入感たっぷりと体験することが可能。しかも、「Tacx Training App」は日本語対応となり、日本国内レースルートや人気のサイクリングルートなども選択可能になった。
このほか、多彩な計測機能も搭載。左右それぞれのペダルストロークデータを計測し、ペダリングにおけるトルクの発生状況などを分析可能で、パワー、ケイデンスなどは±1%以内の精度で計測する。
タブレットマウントおよびUBS充電器も標準装備しており、「Tacx NEO Bike Plus」の電源を使用して、時間を気にせずタブレットやスマートフォンを操作することもできる。
<主な仕様>
・設置面積:1,390×750mm
・高さ:1,170mm
・重量:50kg
・ディスプレイサイズ:4.5インチ
・ワイヤレス通信:ANT+、Bluetooth
・操作元:スマートフォン、タブレット、ANT+バイクコンピュータ、スタンドアローン、ANT+アンテナを介したコンピュータ接続
・読み出し先:スマートフォン、タブレット、バイクコンピュータ、ANT+アンテナを介したコンピュータ接続
・パワーインジケーター:マルチカラーLED
・接続インジケーター(ANT+/ Bluetooth):3LED
・標準付属品:本体、ファン、タブレットマウント、サドル、ハンドルバー、USB充電器2個(フロント)、スウェットカバーCIROボトルケージ、ボトル、Tacxタオル、Tacxプレミアムソフトウェア1カ月分
製品情報
https://www.garmin.co.jp/products/intosports/tacx-neo-bike-plus-smart-trainer/
構成/立原尚子