今、日本で一番売れているクルマが、ホンダN BOX。その3代目は、爆発的売れ行きの2代目のイメージ、およびプラットフォーム、NA&ターボエンジン、CVT、パッケージを継承した新型だ。
ターボエンジン搭載車はカスタムのみ
新型の大きな特徴は、まずモデルバリエイション。先代にあった標準車のターボは廃止され、ターボエンジン搭載車はカスタムのみとなっている。ここでは、そんなカスタムのターボモデルの試乗記をお届けしたい。
とにもかくにも、N BOXカスタムのエクステリアデザインは、ミニステップワゴンスパ―ダを思わせる存在感、上質感たっぷりだ。とくに顔つきはホンダ初のダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライトの左右をつなぐ一文字ライトによって最上級グレードとしての特別感やワイド感を表現。しかも、フロントのターンシグナルランプは、光の流れのスムーズさを進化させたシーケンシャルタイプが奢られているほどだ。
ブラック基調でまとめられたインテリアもカスタムは特別だ。すっきりとした、包まれ感あるインテリアの雰囲気や新採用の7インチTFTメーター、収納の豊富さは標準車同様だが、本革巻ステアリングを採用するほか、シートはファブリックバリエイションとしてブラックのファブリックシート、スエード調×プライムスムースコンビシート、カーボン調アクセント×プライムスムースシートを用意。精悍さ、質感ともに軽自動車ノア&ヴォクシー域を超えた仕上がりだ。