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「自分語り」する時に人から嫌われない方法

2024.01.29PR

初対面の人や苦手な人といっしょにいる時、一瞬の沈黙が妙に長く感じられることはありませんか? 何か会話をしたいけど、何を話していいかわからない。せっかく話しかけてもらっても、うまい返しができなくてすぐに話が切れてしまった。そんな経験がある人は多いと思います。

そのたびに、「あ~、なんて自分はダメなんだ」と自分を責めてきませんでしたか。仕事でも、プライベートでも、世の中は雑談をする機会にあふれています。だから、「雑談が苦手だ」というマインドを持っていると、思いのほか、ストレスを感じることが多くなります。でも、そうした負の感情であなたの心を満たすのは、
今日でおしまいにしましょう。

ペラペラと饒舌にしゃべることだけが雑談ではありません。あなたは、あなたにできそうなことをやりつつ、ちょっとずつ雑談の技術を身につければよいのです。そんな雑談のテクニックがまとまった書籍雑談が上手い人が話す前にやっていることの中から一部を抜粋・編集し、雑談でたくさんモヤモヤを解消するヒントをまとめました。

【雑談力を一生もののスキルに育てるコツ】人から嫌われない「自分語り」の方法とは

人から嫌われがちな話のひとつに「自分語り」があります。

代表的なものが自慢話ですが、自慢でなくても、「自分エピソード」を延々と話されると、聞き手を疲れさせてしまうことがあるので注意が必要です。

ただ、人から好かれる「自分語り」もあります。しかも、2つもあります。

それは、失敗談とV字回復の物語です。

「しくじり先生 俺みたいになるな!!」というテレビ番組を知っているでしょう。有名人が、自らの失敗について語るトークショーです。

成功したあと有頂天になって、転落していく。

いい気になって、人を軽んじていたら、痛い目に会った。

そんな手痛い話を語っているのに、ついつい面白おかしくて観てしまう。

人は、人の成功談を「自慢話」として嫌う傾向にあります。

おじさんの自慢話なんて、雑談の中で最も嫌われます。

ところが、失敗談になると、面白がってもらえる。

残念ながら、人間は、人の失敗を見聞きすると快感が生まれる生き物だそうです。

だから、「失敗した、俺のようになるな!」というメッセージは、人をひきつける力があるのです。

あなたにも、何かしら失敗した経験があるはず。

人に話すには、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、思い出してみてください。

● 道に迷って、大事なプレゼンに遅刻した

● パートナーの誕生日をうっかり忘れていて、激怒された

● 電車を乗り過ごして、隣の県まで行ってしまった

というようなことが、ありませんでしたか。

自分では面白くないと思うようなちょっとした失敗談でも、十分ネタになる可能性があります。

思い出したら「エピソードメモ」にどんどん書き込んでおきましょう。

私にもたくさんの失敗談があります。

● プレゼンの朝、緊張で胃が痛い。焦った私は、間違えて下剤を飲んでしまった

● 結婚式。ホテルオークラとニューオータニを間違えているのに気づかず会場を探していた

● 得意先の名前は、上原さん。私は交渉の間、ずっと上田さんと呼んでいた

これらの失敗談は、私の雑談の持ちネタになっています。

■失敗談を「いい話」にするコツ

失敗談を、単に「失敗した話のまま」で終わらせないで、さらに話を広げ、「いい話」にする方法があります。

失敗談を話すだけでももちろんいいのですが、さらにいい話に広げることができると、雑談を盛り上げることができます。

たとえば、「寝坊して、約束をすっぽかしちゃってさ」という話で、「それは、大変だったね」で終わってしまってはちょっともったいないですよね。

じゃあどうするか。

失敗談+その失敗から学んだことをセットにして話す、のがポイントです。

たとえば、こんな失敗談があったとします。

入社した当時、人に甘えるのが嫌いで、なんでも自分で抱えてしまっていた。

ところが、だんだんと1人では仕事がさばききれなくなってしまい、ある日、会社に行くのが怖くなり、無断欠勤したことがあった。

それで仕事に大きな穴をあけてしまい、上司から厳しく叱責された。

これに、その失敗から学んだこと、たとえば、「仕事には、人に甘える強さも必要」ということをつけ足すのです。

そのプラスαがあると、聞き手は、いい話を聞いて得した気分になるものです。

失敗談には、「学んだこと」をプラスする。ぜひ、活用してみてください。

もちろん、上手に話を持っていけば、たとえ単に失敗したことを伝えただけでも、聞き手が興味を持ってくれて「それでそれで?」と話が盛り上がることもあるでしょう。

最後には、「なんと! それは大変だったねぇ」などと、共感を生むこともあるかもしれません。

ただ、たったひとつ「学び」の情報を加えるだけで、共感よりさらに上、「いい話」「得した話」に昇華させることができるのです。やらない手はないですね。

雑談が上手い人は、こうしたエピソードをしょっちゅう考えています。

ちょっとしたミスでさえ、学んだことを交えて話すことを習慣にしているのです。

すぐにできなくてもかまいません。こうやって話のネタはつくるものなのだと覚えるだけで、力になるはずです。

練習方法は簡単。

お風呂に入っているときや就寝前に、「今日の失敗」プラス「学んだこと」を思い浮かべてみましょう。「エピソードメモ」に記入しておけば、より鮮明にインプットできるはずです。

たったそれだけですが、明日のあなたは、今日のあなたよりも成長しているはずです。

毎日1ミリでも、成長することができると思います。この1ミリが、積み重なると大きな成長につながります。

■「V字回復物語」で人の心を動かす

ここからは、人が好きな話のもうひとつのパターン「V字回復物語」についてお話しします。

失敗し、どん底に追いやられたあと、何かのきっかけでV字回復する物語……一発逆転劇が嫌いな人はいないんじゃないでしょうか。

一発逆転劇で、人は何に心を動かされるか。

映画で考えるとわかりやすくなります。

努力しても報われず、どんどん不幸になっていく主人公。

不幸になって、さらにまた、どん底に突き落とされて……

でも、ふとかけられた言葉をきっかけに名案が浮かび、ものすごい発明をする。

それをきっかけに、人やお金が主人公に集まってくる……ハッピーエンド!

こういう話で、どこがミソか。

不幸状態から幸福に切り替わるそのターニングポイント、つまり、V字の最も下の部分が印象に残るのではないでしょうか。

そのきっかけは、ある人の言葉かもしれません。

たまたま見た、CMのワンシーンかもしれません。

それをきっかけに、「もう、ダメだ!」と思っていた事態が、どんどんよい方向に向かっていく。

人は、その瞬間を共有して、「いいこと聞いた」「感動した!」と思ってくれるのです。

日常生活の中に、映画のような、劇的な変化はないかもしれません。

でも、「自分が変わった瞬間」であれば、いつもの生活の中にも見出すことはできます。身近な「プチV字回復」の瞬間を探すのです。

変化といっても、大きな変化である必要はありません。

● 先輩のアドバイスのおかげで、仕事が30分早く終わるようになった

● 好きなYouTuberの動画を見て、早起きするようになり自分の時間が増えた

● この本を読んで、雑談することが急に楽しくなってきた

など、日常の中の「プチV字回復地点」を探してみてください。

成長前の自分と成長後の自分、そしてその分岐点となったこと(もの)を思い返しながら、セットで考えるようにしてみてください。

たとえば、

● 商品発送の際は、商品と納品書と請求書を送っていた(成長前の自分)

● 尊敬する先輩から、「それでユーザーに感謝の気持ちが伝えられているのか?」と言われた(分岐点)

● 納品書に手書きでひと言、ユーザーへの感謝の気持ちを書くようになった(成長後の自分)

● 購入者からお礼の手紙をいただいた(プチ成功体験)

自分の成長のきっかけ、秘けつを共有された人は、きっと、「いい話が聞けた!」と思うに違いありません。

〈ポイント〉
失敗談に、失敗から学んだことや、立ち直ったきっかけをつけ足して、「いい話」に昇華させる。

★ ★ ★

いかがでしたでしょうか? 

初対面でも、苦手な人でも、もう怖くない会話が得意じゃない人でも大丈夫! 本書を読めば苦手な雑談がたのしくなる秘けつを学べるはずです。

以下のような「雑談コンプレックス」を持つ方は是非、書店でチェックしてみてください。
●まずもって、何から話したらいいのかわからない人
●「これを話したらどう思われるだろう?」など、相手の気持ちを考え過ぎて話せない人
●「雑談が上手い人は、話が上手い人」(だから、自分は無理)と思っている人
●雑談で失敗した経験が忘れられず、「自分は話ベタ」と苦手意識を抱えている人
●本やYouTubeで話し方を勉強しているが、なかなかうまくいかない人
●社会人になってから、友人以外と雑談することに苦痛を感じている人
●リモートが増えて人との対話・雑談に苦手意識が増した人、もともと苦手な人
●親しくない人と話すとき、チャットはできても、顔を合わせての会話に自信がない人
●天気の話すらできない、対面だと「最初の一言」を話すのが怖い人
●「傾聴力が大事」と言われ過ぎて、つかれている人
●目的のない会話の仕方がわからなくて、苦手を感じている人

「雑談が上手い人が話す前にやっていること」
著/ひきたよしあき/アスコム

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ひきたよしあき
コミュニケーション コンサルタント。
スピーチライター。
大阪芸術大学芸術学部放送学科 客員教授。
早稲田大学法学部卒業。博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がける。
政治、行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動し、幅広い業種・世代の価値観、世代間のギャップ、言葉遣いの違いなどを分析し、コミュニケーション能力が高まる方法を伝授する。
また、大阪芸術大学、明治大学、慶應MCCなどで教え、「はじめて『わかった!』と心の底から思えた講義」「一生ものの考える力が身につく」と学生や社会人から支持を集める。
教育WEB「Schoo」では毎回事前予約が約20,000人、朝日学生新聞社「みんなをつなぐ新聞WEB」では、毎回1,200人近い子どもと保護者が参加する人気。
著書に『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)、『大勢の中のあなたへ』(朝日学生新聞社)、『トイレでハッピーになる366の言葉』(主婦の友社)など。

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